シングルマザー43歳。左胸ステージ1 ルミナルA  右胸ステージ0 両側乳がんで両胸全摘になりました。

早期乳癌体験ブログ

乳がん検診

乳がん患者が答える乳がん検診4つのポイント

更新日:

有名人の方の乳がん告白ニュースで、

世間では、乳がんに対する関心が高まっています。

 

たぶん、

「検診に行かなきゃ。」

と思っている方も多いのではないでしょうか?

 

私は、2015年12月に受けた乳がん検診で、

早期の乳がんの発見に至りました。

乳がんになってしまったけれど、ステージ1の超早期がんですみました。

 

手術から1ヶ月ほどで、手術前の生活に戻っています。

生命予後を気にする必要もありません。

 

超早期癌は、自己触診でもわかりません。

検診によって救われる命があることを実感しました。

 

乳がんを経験した人は、多くの女性に検診に行ってもらいたいと

思っています。

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乳がんになりやすい人っているの?

だれでもなる。

母や姉妹など血縁関係に、乳がんの方がいる場合は、

遺伝性の乳がんになる確率が高くなると言われています。

 

しかし、私は母方父方兄弟など親戚の中に癌になった人はいません。

いつも母は、

「うちは脳梗塞系だから」と言っています。

 

そんな癌とは縁もゆかりもない人でも、乳がんになります。

 

乳がんって予防できるの?

検診で早期に発見するしかない。

  • 10代に果物を多く取っていた人は、乳がんになりにくい。
  • 大豆製品は、乳がんのリスクを減らす。

などの研究結果もあるようですが、

それがどこまで確実かはわかりません。

 

インフルエンザは、予防接種してもかかることあります。

乳がん治療は、早めにみつけて取り除き、薬で再発予防するという

流れになっています。

施設をえらぶ。乳がん検診は、どこでやるのがいいの?

ポイント1)乳がん専門の病院や乳腺外来で行ったほうがいい

乳がん検診は、人間ドック、産婦人科、婦人科、自治体の検診カー、

など比較的多くの場所で行うことができます。

 

マンモグラフィー検査や超音波検査ができれば、

どこで受けても結果は同じになると思っていました。

しかし、違いました。

 

乳がんは見落とされることも多い

5mm以下の超早期がんは、超音波検査、

マンモグラフィーで発見するのは難しかったです。

 

私は、乳房の痛みがあったので、近所の産婦人科でマンモグラフィー検査をしました。

 

ちょうどそのころ、タレントさんの乳がん会見で、

乳腺科が混雑している時期でした。

 

近所の乳腺科は、予約が2ヶ月待ち。

乳房に痛みがあったので、待てないと思いすぐに検査のできる

産婦人科に行きました。

 

マンモグラフィー検査を受け、結果は1週間後。

結果を聞きに産婦人科に行くと、

「癌の疑いあり。」

でした。

 

産婦人科の老人の男性医師は、顔色を変えながら、

「一切合切検査したほうがいい。」といって、

血液検査、超音波検査、がん細胞を採取する検査をしてくれました。

 

血液検査の腫瘍マーカーや白血球の値。

超音波によるしこりの形。

これらから判断して、たぶん良性だろうと言っていました。

 

ちなみに、早期のがんでは、

腫瘍マーカーも白血球の値も高くなりません。

全く無意味な検査だったとのちにわかりました。

 

それから、1週間後、採取した細胞にがん細胞がないか検査した

結果を聞きに再度産婦人科を訪れました。

 

結果は、判定不可能。

 

残念ながら、乳腺の専門家でないがために、

肝心の確定検査を失敗してしまったようです。

その時の、医師の気まずそうな顔は忘れもしません。

ポイント2)あいまいな経過観察診断には要注意。

老人医師は、

「たぶん良性だから、半年後にまた検査に来て。

しこりが大きくなっていたらがんだから。

それで、判断しましょう。」

そういって、診察を終えました。

 

「たぶん良性。」

乳癌になってから、いろんな体験談を目にする機会があります。

その中に、私と同じケースで乳がんをたぶん良性と診断され、

経過観察になる方が多くいることがわかりました。

 

曖昧な経過観察の結果、

ステージが進んでしまう方も多くいることも知りました。

せっかく、早期で手術できる機会を逃してしまうことに

なりかねません。

 

産婦人科での検査結果に疑問を感じ、

翌週、乳腺外来のクリニックを受診しました。

検査の仕方も産婦人科のものとは違いました。

 

結果、検査の精度が良かったので、

癌と確定し早期に治療を済ませることができました。

 

私は、産婦人科や婦人科で乳がん検診をすることに反対します。

乳がん検査は、どんな検査をすればいいの?

ポイント3)マンモグラフィーと超音波検査両方やる方がいい

乳がん検診は、マンモグラフィー、超音波検査、

MRIで行うことができます。

 

私は、30代から43歳で乳がんになるまで、

毎年超音波検査しかしていませんでした。

 

検査機関も、人間ドックの施設だったり、市の検診カーだったり

バラバラでした。

結果は、いつも異常なし。

 

43歳になり、初めて受けたマンモグラフィーの検査で、

1cmほどのしこりを発見しました。

 

乳がんのしこりは、数年かけて大きくなっていくと言われています。

前年度にうけた、超音波検査の時には、

すでにしこりのようなものはあったはずです。

 

超音波検査は、検査の人の技量でも変わってくるようです。

数ミリの早期ガンを発見するのは、難しいことも実感しました。

 

年齢によって検査方法を変えたほうがいいの?

年齢に関係なく、マンモグラフィーと超音波検査をやったほうがいい

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友人は、30代半ばにうけた、マンモグラフィー検査で

石灰化の乳がんを発見しました。

 

石灰化は、しこりにならず、乳房全体に癌の一種が広がった状態です。

 

私も友人が乳がんになるまで、このような癌があることを知りませんでした。

 

石灰化は、マンモグラフィーでしかわかりません。

友人は、不幸中の幸いにしてステージ0の超早期癌ですみました。

 

30代は、乳腺が発達しているため、マンモグラフィーよりも

超音波検査を勧めるといったことを耳にします。

しかし友人は、30代の比較的若い年齢で、

マンモグラフィーにより早期乳がんの発見に至りました。

 

乳がんを早期発見するために、わざわざ時間とお金を使って

検査をするんです。

中途半端な検査より、癌か癌でないかはっきりさせられる検査のほうが

いいのではないでしょうか?

マンモグラフィーは痛いの?

我慢できないような痛みではない!

マンモグラフィーを受けた友人より、

「めっちゃ痛かった!」という感想が脳裏に焼きつき

ずっと、マンモグラフィーを避けていました。

 

実際経験してみると、

「そんなに痛くないじゃん!もっと早くやっておけばよかった。」

という感想です。

 

マンモグラフィーをする技師の方も女性で、

常に「痛くないですか?」など気遣ってくれますし、

乳房を挟んでいる時間も数分です。

 

乳がん検査の頻度は、どれくらいがいいの?

ポイント4)気になる症状があるなら毎年受けたほうがいい。

乳がんの好発年齢は40代から。

これも、乳がんになって初めて知りました。

 

40代は、更年期に向かう年齢であり、

それが乳がんの好発年齢と関係しているそうです。

 

乳がんは、乳房の中でゆっくり成長をしながら大きくなっていく

と言われています。

毎年検診していれば、大きくなる過程を見逃さずにすみます。

40代過ぎたら、毎年乳がん検査したほうがいいと思います。

 

主治医曰く

「30代の乳がん患者さんも増えている。」

と言っていました。

気になる症状があるなら、迷わず検診に行ったほうがいいです。

 

乳がん専門の機関ってどうゆうところ?

ブレストセンターやブレストクリニックと書かれているところは、

乳腺専門のクリニックです。

先生も日本乳癌学会認定乳腺専門医の方であるはずです。

日本乳癌学会認定乳腺専門医のいる病院

日野原記念クリニック(旧聖路加国際病院サテライトクリニック)(東京)

新宿ブレストセンタークサマクリニック(東京)

四谷メディカルキューブ(東京)

ピンクリボンブレストケアクリニック表参道(東京)

茶屋町ブレストクリニック(大阪)

乳腺外来は、比較的新しい診療部門なので、数も多くありません。

しかし、専門の先生でしかきちんと診察できないくらい、

複雑な診療部門だということもわかりました。

 

乳腺専門機関ならではの、超音波検査機器や針生検の器具、

専用の細密検査機器もあります。

マンモグラフィーや超音波検査の結果も迅速です。

 

万が一乳がんだった時には、乳腺専門施設の方が、

乳がんに治療実績のある病院や先生を紹介してもらえます。

 

乳癌だけでなくいろんなガンや病気が心配

40代を過ぎると、体の不調が少しづつ増えていきます。

私のように自覚症状がなく、健康な人でもガンが潜んでいる可能性もあります。

年に1回は、人間ドックを受けているという方も多いです。

 

最近では、自宅で尿を採取するだけでガンのリスクがわかる検査もあるそうです。

自宅で簡単!がんリスクを評価する新サービス
がん予防メディカルクラブ「まも~る」

 

検査の痛みがいやだったり、時間が取れない方はこういった検査サービスを利用している人も増えているそうです。

 

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