シングルマザー43歳。左胸ステージ1 ルミナルA  右胸ステージ0 両側乳がんで両胸全摘になりました。

早期乳癌体験ブログ

乳房再建体験談 乳癌手術と入院中の体験記

ティシュエキスパンダー手術で入院。8泊9日の体験談

更新日:

乳房再建2期2次再建を行うため、入院しました。

入院は、1年前、乳癌の全摘手術を行った病院と同じ病院。

午前中10時半に入院手続き。

次に身長体重測定をし、薬剤師の方による飲んでいる薬の確認が行われました。

その後、女性専用フロアーの病室へと案内されました。

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ティシュエキスパンダー手術入院初日。看護師の方より説明を受ける。

病室に着くと早速、担当看護師の方から入院中の説明がありました。

明日の手術は、午後予定。

血圧、体温を測り体調チェック。

手術時に履く、ストッキングと紙パンツを渡されました。

 

乳癌の手術の時は、尿道カテーテルが入りましたが、今回はないそうです。

よかった。

「手術が終わったら、すぐに歩けますよ。」

入院して早々お昼ご飯が出される。

持ってきた荷物を、使いやすい場所に配置していると、早速1日目の病院食がやってきました。

おおよそ1週間、上げ膳据え膳です。

1食分、400キロカロリーです。

朝は、娘を保育園に送り出すのにバタバタしていたため、きちんと朝食を取れなかったせいもあり、

全て完食。

タイの粕漬け、タコの酢の物、ごはん、大根おろし、とろろ昆布スープでした。

空いてる時間にコンビニで買い物

手術後どれくらい動けるのかわからないので、必要になりそうなものを少し買い足しました。

私の入院する病院には、ローソンと焼きたてパン屋があります。

買ったもの

便通対策として、納豆、ヤクルト。

おやつにアンドーナツ。

 

手術出頭医の形成外科の先生が病室に訪問。胸にマーキングをする。

しばらくすると形成外科の先生が、病室にきました。

先生「体調の方はどうですか?」

私「大丈夫です。」

先生「夕方、手術の場所を胸にマーキングをするので、それまでにシャワーすましてください。」

エキスパンダーの手術は、患者が眠っている間、体をおこし、座って行うそうです。

眠っているのでわかりませんが、両方の胸の位置をあわせるためだそうです。

 

胸へのマーキングは、油性マジックで書かれました。

私の場合、両方胸がないので、以前あったであろう胸の位置をイメージしながら、

胸の空いたの部分に線を引いていました。

 

エキスパンダーを入れる時、全摘手術の時の傷を利用する方法と、新たに切開するのとなにが違うんですか?

手術方法の説明の用紙に、手術の時の傷を利用するもしくは、新たに切開すると書かれていました。

私「今回、全摘手術の時に切開した場所ではなく、新たに胸の下を切るのはなんでですか?」
「左右全摘手術の仕方が違う点。もともと傷口が小さく綺麗に治っている点。下からアプローチしたほうが、皮膚の伸びがよく胸の形が綺麗になるという点からです。」

先生は、全摘手術の傷を利用して再建した方と、胸の下を新たに切開し再建した方の写真を見せてくれました。

写真をみると、先生がおっしゃるように、胸の下を切開下方は、アンダーバストのラインがくっきり出て、胸が盛り上がっていました。

一方、全摘手術の傷を利用した再建後の胸は、アンダーバストの谷が緩やかで、胸の盛り上がりにかけていました。

「もともとAカップなど胸の小さい方は、全摘手術の傷を利用して再建しても違和感はないんですが、Dカップくらいのボリュームのある胸の方は、アンダーバストから切ったほうがうまくいくんです。」
「新たな傷は、胸で隠れてしまうので、下から覗かないとわかりません。ブラジャーもするのでケロイドにもなりにくいです。」

なるほど。実例を見せていただき説明を受けたので、すごく納得できました。

手術は、約2時間。夜には電話で話せるらしい。

両方の胸のエキスパンダー挿入手術は、約2時間だそうです。

今回は、乳癌手術の時と違い、

手術前に点滴を行わず、ポカリスエットみたいなものを2本飲む。

尿道カテーテルなし。

麻酔の点滴は腕から。(前回は足から)

「付き添いの方がお見えにならないのなら心配でしょう。夜には電話できますよ。」

乳癌全摘手術の時は、麻酔も効いていたし、痛みもあったので、電話なんてとてもじゃないけどできませんでした。

電話できるのは嬉しいです。

麻酔科の先生より説明

夕方、病室に入ると30代前半くらいの麻酔科の女性医師より、全身麻酔の説明がありました。

若い麻酔医の女性:「以前は手術前に点滴をして、水分を補給していたんですが、2週間前から新しい試みで、午後の手術の方は、点滴でなく、ポカリスエットのような経口補水液を飲んでもらうことになりました。理由は、手術ギリギリまで腸管を動かしたほうが術後の回復が良いという理由からです。」

1年前の乳癌の手術の時は、前日の9時から絶食、朝、水をのんで手術数時間前から、水も禁止になりました。

全身麻酔は、誤嚥性肺炎というリスクが生じるらしく、それをできるだけなくすために、絶飲食にするそうです。

約、1日半何も飲まず食わずは、お腹すきますよね。

それが、今回から手術3時間前までポカリスエットが飲めるので、空腹もやり過ごせそうです。

医学ってどんどん進んで変わっていくんですね。

ティッシュエキスパンダー挿入手術当日がやってきた。

待ちに待った乳房再建。

エキスパンダーの挿入手術の日になりました。

昨夜は、21時前にはうとうとし、知らない間に寝ていました。

看護師の方が、「眠れなかったら眠剤も利用できますから。」

とおっしゃってくれましたが、気づいたら朝の5時、全く必要なかったです。

手術3時間前までに、経口補水液を1リットル飲む。

手術当日は、絶食です。朝も昼も食べれません。

その代わり、点滴代わりに経口補水液を1リットル飲むよう指導されました。

経口補水液は、500ミリのペットボトルで200円くらい。

コンビニで2本買いました。

 

味は、薄いりんごジュースのようで、甘いです。

まずくもうまくもない。

冷やすと飲みやすくなりました。

一気にのみと意味がないそうで、4時間くらいかけて1リットルを飲みきるペースで良いそうです。

最近は手術前に点滴しない方針に変わりつつあるらしいです。

研究結果により、手術前の水分補給に点滴するよりも経口補水液で飲んだほうが、

患者、看護師に対してさまざまなメリットがあるとわかってきたそうです。

例えば、

患者のメリット→点滴の煩わしさから解放。

看護師のメリット→医療ミスが減る。

このような理由から、手術直前まで点滴を行わない病院が増えてきているそうです。

午後の手術まで自由時間。dTVで海外ドラマ三昧中!

手術は午後、手術室が空き次第呼ばれるそうです。

後ろ前反対に着た手術着に着替え、病室の外に出ることもできないので、

月額500円で見放題のdTVという動画配信サイトで

海外ドラマを見ています。

 

空腹も忘れるし、時間も潰せます。

普段ゆっくり映画やドラマを見る時間がないので、入院中ですが、

とても有意義な時間を過ごせています。



手術開始。予定時間を超えるハプニング

手術の時間になり、歩いて手術室へ向かいました。

手術ベットに横たわると、酸素マスクをつけられ緊張がマックス状態でした。

そのまま知らないうちに眠りにつき、起こされた時には、先生から

「無事手術終わりましたよ。」の声が。

 

しかし、若い麻酔科の女性の先生たちの耳元で話す声は、

「心拍が安定しない!脈拍が速すぎる!」など慌ただしく処置をする声が飛び交っていました。

「ん?私死ぬのか?」一瞬嫌な気持ちが頭をよぎりましたが、言うほど心臓ドキドキしてないし。

 

麻酔先生「動悸とか心臓ばくばくする感じありますかあ?」

私「全然ありません。」

最後には、麻酔科の上司に電話してアドバイスもらってました。

手術って予期せぬことが起こって怖いです。

ようやく病室に帰り、朝まで水も飲めず、尿に管入り、心電図をつけ、なかなか不快な1日でした。

 

痛みは痛み止めを使ったので、それほど痛くはなかったです。

エキスパンダー手術翌日。歩けるようになったけど寝ていたい。

エキスパンダーの手術を終え、痛み止めを飲んで朝5時に目ざまました。

尿の管やら、心電図やら、点滴の管やら、ドレーンの管が両胸に入っているので、身動きが取れず

一晩中固まってました。

朝食後、尿の管が外れ、歩き始めた。

朝8時に朝食のパンが運ばれてきました。

1日ぶりの食事だったので、食欲はなく、バナナを1本食べたくらいで、半分くらい残しました。

朝食が終わると、しばらくして看護師の方が、尿の管を抜きにきました。

「これで自由になれる!」

尿の管がはずれ、立ち上がると、立ちくらみがありましたが、少し歩くことができました。

 

約1日寝たきりだったので、歩けると血の巡りもよくなってきました。

 

1時間座って、1時間寝るの繰り返し

「動けるからといって動くと、ドレーンの量が増えるので、今日は部屋の中だけの移動にしてください。」

私の場合、ティッシュエキスパンダーに260mmのお水を入れたそうです。

水の量が多いそうなので、痛むかもしれないということで、安静にしていることにしました。

 

寝てばかりもつらいですが、本を読んだりスマホをいじったりという気力はなかったので、

dTVで海外ドラマをみて気分転換していました。

 

腕は、90度以上あげてはいけない。

エキスパンダーが上に上がってこないよう、2週間くらいは、腕は90度以上あげないようにとの指導がありました。

乳癌の手術の時は、腕はあげたくても上がらなかったですが、今回は上がります。

意識しないと、腕をあげてしまうので注意が必要そうです。

ブレストバンドで、エキスパンダーが上がってこないように固定する。

手術後使用していたバストバンドをはずし、ガーゼの腹巻みたいなものと、細いベルトのようなブレストバンドというものを使って胸を圧迫しました。

寝ていると圧迫が苦しく、手もむくんできました。

先生「今は、かなり圧迫してますが、日に日に緩めていくので我慢してくださいね。」

エキスパンダーの入った胸は、綿で覆われていてあまり見えませんでした。

先生曰く、綺麗に膨らんでいるそうです。

20時すぎロキソニンを飲んで知らない間に寝ていた。

朝、昼、夕に痛み止めとしてロキソニンが処方されました。

ロキソニンを飲むと、痛みがなくなりぐっすり眠ることができます。

胸の痛みは、乳癌の手術の時より軽いです。

出血も少ないので、看護師の方の見回りも少なめでした。

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エキスパンダー手術2日目でできるようになったこと。

手術後2日目より下半身シャワーを始める。

抜糸していないので、上半身のシャワーはまだできません。

上半身は、看護師の方がタオルで背中をふいてくれました。

下半身シャワーは、ドレーンが濡れないよう、コンビニのビニール袋にドレーンを入れて、

シャワーヘッドをかけるところにかけました。

 

温かいお湯を足にかけると、とても気持ちよかったです。

個室なので、好きな時にシャワーが使えるのが助かりました。

 

売店に買い物に行けるようになったけど、とても疲れた。

売店への遠征許可が降りたので、気分転換に外出着に着替え、買い物に出かけました。

とは言っても、5階から1階にエレベーターで降りて、50m歩くくらいの場所。

10分ほどで戻ってきましたが、ものすごく疲れました。

 

まず、歩く速度が、めちゃめちゃ遅いです。

胸をかばいながら、少し前かがみになり、廊下の端をゆっくり歩いていると、健康なご老人に余裕で抜かされます。

「座りたい!」そんな気持ちになりながら、一歩一歩足を進め、病室に戻ってきました。

胸の傷の回復は、順調

術後2日目ということで、まだまだ疲れやすかったので、ベットで過ごすことの方が多かったです。

エキスパンダーを入れた胸の傷は、両方とも変色もなく綺麗でした。

乳癌全摘手術の時は、見た目もグロテスクだったので、全然違うんだなあ。と感じました。

 

胸の高さは、260ミリお水が入っているとはいえ、Aカップよりも小さい感じです。

この状態だと、ブラジャーに詰め物をしないと、ふくらみが出なそうです。

術後2日目の過ごし方。ネックピュローが大活躍

起きている時間は、部屋で1時間ドラマを観ていました。

寝てばかりだと背中が痛くなってきます。

今回大活躍しているのが低反発素材のネックピュロー。

腰や背中、首に当ててると、腰痛もなく、心地いい体勢を保てました。

これは、持ってきて正解です。

低反発リラクゼーション ネック枕 イエロー AKB-321YE

起きる時が大変!ベットのリクライニングに助けられる。

手術後2日目でも、まだ起き上がる時に、胸に痛みがあるため、自力では起き上がれません。

ものをとったり、トイレに行ったりするときは、ベッドのリクライニングの頭側を直角の位置までおこして、

体を起こしています。

ただ起き上がるだけなのに、こんなに苦労するなんて。

日頃の健康の大切さをしみじみ感じました。

手術後、服用している薬について

今日から、抗生剤のセファレレキシンという薬を1日4回飲んでいます。

そのほか、痛み止めのロキソプロフェン1日3回。

胃を守る薬ムコスタ100mg1日3回。

飲む薬が多いです。

 

ドレーンのテープかぶれでかゆい。

両胸にドレーンの管が入っており、それを透明なピニールテープで固定しています。

両脇腹に、みっちりテープが付いているので、その部分が痒くなってきました。

先生や看護師さんにかゆいことを伝えると、塗り薬が処方されました。

 

塗り薬のおかけでかゆみもおさまり一安心です。

エキスパンダー挿入手術から3日目。痛みも少なく、体が軽くなっている。

乳房再建は、乳癌の手術から時間をおいてやるのがいいの?

朝、若い乳腺科の女の先生が、傷の消毒に来てくれました。

30代前半くらいの後期研修医と呼ばれる立場の先生で、とても気さくに話ができます。

その際、乳房再建はいつやるのがいいのかという話題になりました。

「この病院では同時再建も多いんですか?」

先生:「ありますよ。先生の方針によって同時再建を勧める先生もいます。患者さんの希望が一番優先されるので、どうしても同時再建したい方もいらっしゃいますから。」

「私の場合、主治医の勧めで、乳癌の手術が終わってから再建になりました。」

先生「同時再建してこんなはずじゃなかったという方もおられるので、どちらがいいといえば、私は、乳癌の手術をやってから、ゆっくり再建を考えるほうがいいと思ってます。」

先生「乳房再建って覚悟がいりますよね。2期再建だと手術の回数も増えるし、仕事もその間休まなくちゃいけないし。同時再建なら手術の回数が減るのでその辺の兼ね合いも影響しますよね。ただ、ゆっくり考えて決断した方のほうが満足度は高いですね。形成外科の先生も患者さんの覚悟をみて方針を決めてるんですよ。」

私の場合、乳房再建まで約1年かかりました。

時間がゆっくりあったので、乳癌の治療に専念できたのはよかったです。

先生が言うように、自分がどうしたいのか、どうするべきなのかも十分検討できました。

胸のない時期はありましたが、今こうして振り返ると、結果よかったのかなと思っています。

先生「形成外科の主治医の先生が縫っているので、傷口ほんと綺麗です。インプラントを入れるともっと胸の形が綺麗になりますよ。楽しみですね。」

一期でインプラントをいれる再建ってどうなんですか?

先生「この前タイから先生が来て、タイでは全てエキスパンダーを入れない、1期1次再建をしているそうです。エキスパンダー高いじゃん。という理由からだそうですが、日本は保険がきくので。エキスパンダーを入れないですぐにインプラントを入れる方法は、一回で手術が済むメリットはありますが、胸の形が綺麗にならないという欠点もあります。いきなり大きめのインプラントを入れても皮膚が伸びないので合併症の心配もありますし。」

普段、外来であまりこういったざっくばらんな話ができないので、とても有意義な意見を聞けてよかったです。

頭を洗えなかったので、美容室にシャンプーしに行く。

胸の痛みもなかったので、病院の中にある美容室にシャンプーブローをしに行きました。

乳腺の手術をした方は、結構利用されているそうです。

シャンプー台は、座ってするタイプと、寝てするタイプがありましたが、今回は座ってするタイプにされてしまいました。

頭を少し後ろにそる時、胸も反るので、それがちょっと痛かったです。

 

思い起こすと、乳癌の手術の時は、寝るタイプのシャンプー台でした。

その時は、痛かった記憶はありません。

次回は、寝るタイプでお願いしたいと思いました。

手術から3日経つと座っている時間も長くなってきた。

昨日までは、1時間起きているだけで疲れがたまり、すぐ横になっていましたが、今日はそれもなく、

寝ているより座っている時間の方が長かったです。

病室外の遠征も1時間ほどできました。

歩く速度も、昨日とは倍速違いました。

入院中に、すこしづつ体力を回復していければと思います。

夜寝ている時に、突然の痛みが襲う。

9時半くらいに眠くなったので、ロキソニンを飲んで寝ました。

すると、突然左のアンダーバストあたりに、肋骨にパンチを食らうような激痛が走りました。

「何これ?痛いじゃん」

昼間全然痛みがなかったので、急に何?という疑問で頭がいっぱいになりました。

「これは、胸が痛いのか?それとも腰が痛いのか?それとも背中?」

痛みの原因がわからず、クッションを腰に当てると幾分楽になりました。

寝る体制に問題があったようです。

 

看護師の方に確認したところ、ドレーンの管の位置によって痛みが出るそうです。

なので、患者さんは自分の楽な体勢を見つけて対処していると言っていました。

座っているときは平気なので、寝るときだけ体制を調整しようと思います。

その後は、朝までぐっすり寝られました。

エキスパンダー挿入手術から、4日が経過。テープかぶれに悩まされる。

痛みがなくなると同時に、ドレーンのテープかぶれと、

胸に巻いたチュービコットと呼ばれる弾力チーブ包帯のかぶれで、

脇腹や背中がかゆいです。

 

ドレーンは、2日後主治医が来てから外すという事が決まっているので、

あと2日は、痒さ対策が必要です。

対策としては、まめに処方されたリンデロンという軟膏をかゆいところに塗って対応しています。

 

朝、昼、夜に軟膏を塗れば、痒みは治っています。

まだまだ、子供と過ごすのには体力がいる。

休日で1週間ぶりに6歳の娘と会うことができました。

少し寂しい思いをさせて申し訳ないなあと思いつつ、毎日保育園に楽しんで行ってくれていたので、寂しさは紛れていたようです。

子供というのは、楽しみが最優先なんですね。

初めて入る病室のあちこちの扉を開けては喜び、リクライニングベットのボタンを押しては喜び、思ったより元気そうなママをみて

安心したのか、最後にはどこも行けなくてつまんなーいとまで言っていました。笑

 

あまりに自由で、逐一注意していたら、自分の体力のなさを実感するくらい疲れました。笑

でも、それが子供ですよね。

あまり聞き分けがよくても心配だし、自分の意見やわがままを多少言ってくれた方が安心します。

ママがいなくても、いつもどおり元気全開だったので少しホッとしました。

エキスパンダーに、水を注入していく頻度は、人によって違うらしい。

今日も若い先生が傷の具合を見に来てくれたので、気になることを質問してみました。

「これから1ヶ月間隔で、エキスパンダーに水を入れていくんですか?」

先生「人によって頻度は違うんですよね。皮膚の伸びの状態だったり、どれくらいの大きさを目標にしているかでも変わってきます。」

私の場合、両方の胸を再建しているので、健側に合わせるとかはありません。

なので、水を入れていきながら、好みの大きさになったところで、インプラントへ入れ替えると言っていました。

目標とする水の量がないので、様子をみながら進めていくようです。

痛みがなくなってくると、入院生活も快適になってくる。

こんなに何もしない1日が続いたのは、1年前に乳癌全摘手術で入院した時以来です。

痛みがなくなると、精神的な不快感もなくなりました。

体も日に日に動けるようになってきました。

料理も作らなくていい、かたずけも掃除もやってくれる。

疲れたら寝て、飽きたらビデオを観る、眠くなったら寝るといったなんとも贅沢な時間を過ごしています。

 

前回、全摘手術をした時は、暇すぎて入院生活に飽きてしまいました。

今回は、ビデオ鑑賞三昧で大人の時間を楽しんでいます。

ティッシュエキスパンダーを挿入してから5日目。痛みはほとんどないがとても疲れやすい

エキスパンダーの手術を日帰りでするってどうなの?

乳房再建手術を行うにあたり、入院しないですむ病院も検討しました。

やはり、子供がいるとできれば入院せずに再建手術したほうが、

家計にも時間的にもメリットがあります。

実際、再建手術をして思ったことは、やっぱり日帰りは、無理!!!

 

エキスパンダーを入れる手術自体は2時間で終わる予定だったのに、心拍が安定しないとかで、5時間手術室にいました。

麻酔するから予期せぬハプニングや、それなりのリスクもあるし。

日帰り手術だと数時間休んで、自力で自宅に帰らなくちゃいけない。

今回の手術から考えると、数時間休んで、「明日また来てね。」なんて言われたら、痛みもあるし、倒れそうです。

私の場合、日帰りの病院にしなくて正解でした。

 

5日ぶりに外に散歩に行く。

6歳の娘がお見舞いに来てくれました。

大病院のいろんなところへ探検に行きたかったらしく、庭に散歩に行きました。

天気もよく、日陰はちょうどいい気温で、ベンチには多くの入院患者さんたちがくつろいでいました。

 

娘は、落ちている松ぼっくりを拾い集めて、お花の形にして遊んでいました。

花や木に囲まれた公園のようなお庭は、病院にいることを忘れさせてくれます。

前回の入院の時は気づかなかった場所だったので、

「たまには外の風に当たるのも気持ちいいもんねえ。」と娘に感謝しました。

明日ようやくドレーンが抜ける。うれしい!

手術から6日たって、明日ようやくドレーンが抜けるそうです。

胸の下からドレーンのチューブが入っていますが、痒いやら違和感あるやらで、不快でした。

例えるなら、星飛雄馬の大リーグ養成ベルトをしてるかんじ。

動きに制限が出るので、地味にストレスでした。

まだまだやっぱり疲れやすい。

家族と4時間ほど過ごしたあとは、体力的に疲れたので、3時間ほど昼寝をしました。

外に行ったり、階段を登ったり、手術前はなんてことなかったことだったのに、今は足に鉛をつけたくらいの負荷があります。

それでも、起きている時間や行動範囲は広がったので、焦らず徐々に元に戻していきたいです。

ティシュエキスパンダー手術6日目。

ティッシュエキスパンダーを胸に入れる手術から6日が経過しました。

昨日、夕方に昼寝をしてしまったせいで、朝3時に目が覚めてしまいました。

ドレーンの量も少なくなったので、看護師の方も見回りに来ません。

まだ、外は暗かったですが、パソコンでビデオ鑑賞していました。

 

私の滞在している病院の個室は、どの部屋もやわらかな自然光がたくさん入る明るい部屋です。

今は、朝4時くらいになると窓の外が明るくなってきます。

窓の外には、朝早くから散歩をしている人もちらほら。

天気がいい日はとても気持ちのいい朝を迎えられます。

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朝9時にドレーンを抜く。乳癌の全摘手術の時とはやり方が違った。

朝食を食べ終わった後、処置室に呼ばれてドレーンを抜きました。

だいぶ痒かったようですね。背中赤くなってますね。今からドレーン抜きますからね。

ドレーンは、硬いベッドに横になって抜きました。

リクライニングしないベットは、寝たり起き上がったりするのに一苦労。

看護師の方に抱えられながら起き上がるといった状態でした。

 

ベットに仰向けになると、先生がゆっくり管を抜いていきました。

先生「ゆっくり抜くので、深呼吸してくださいねえ。」

ドレーンを抜く時に痛みはありません。

両方の胸に入っていた管が抜けると、残っている血液やリンパ液も胸を押しながら抜いていました。

先生が胸を押していましたが、それも全然痛くありませんでした。

 

再建先生「今日1日は、ドレーンの傷口にガーゼを当てます。全部浸出液を出し切りたいので、ガーゼに浸出液がしみますが、服が汚れるくらい出てきたら、看護師にガーゼを変えてもらってくださいね。明日朝から上半身シャワーOKです。」

乳癌の全摘手術の時は、椅子に座ってあっというまにドレーンが抜けて、傷に軽くテープして終わりでした。

今回は、ドレーンを抜いても、更に出てくる浸出液まで出し切るようです。

処置する先生によって違うのか、どういう基準なのかわかりませんが、前回と方法が全然違ったのが不思議でした。

 

看護師の方に質問したところ、再建先生のテープかぶれへの配慮でガーゼを使ったそうです。

ありがとう先生❤

 

ドレーンを抜いたら動くのが楽になった。

ドレーンを抜くと、腕の可動も楽になり少しだけ、元の自分の体に近づきました。

そうは言っても、胸は腹巻のような包帯と、ブレストベルトで圧迫しています。

まだまだ、新しい胸には慣れません。

明日は、抜糸してから午前中に退院!!

明日退院が決定しました。

居心地のいい環境でしたが、家も恋しいです。

退院したら元の生活が待ってます。

体力戻さないと…。

両方の胸にティッシュエキスパンダーを入れた手術から7日目。

ようやく退院できました。

手術後1週間目で、全身シャワーが解禁!

手術後、上半身は、看護師の方に背中を拭いてもらっていましたが、1週間経って、ようやく全身シャワーがOKになりました。

昨日抜いた、ドレーンの穴から浸出液がでて、皮膚が汚れているので、石鹸で綺麗に洗い流すよう指導されました。

抜糸前でしたが、痛みもなく、1週間ぶりのシャワーは気持ちよかったです。

アンダーバストの傷の抜糸をした。

両方の胸のアンダーバスト付近の抜糸をしました。

外来のベットに仰向けになり、抜糸を行いました。

抜糸自体は、まったく痛くありません。

あいかわらず、まだ、フラットなタイプのベットから起き上がるのは苦労します。

看護師の方に手伝ってもらって、起き上がりました。

退院後の生活の注意点

退院後は、

  1. 昼間はブラジャーとブレストバンドを使用する。
  2. 夜間は、チュービコットと呼ばれる包帯とブレストバンドをする。
  3. 入浴は、シャワーのみ。
  4. タモキシフェンは再開する。
  5. 腕は90度以上あげない。
  6. 家事はOK
  7. 歩くのはいいが、腕を使う運動はダメ
  8. 傷の確認
  9. 痛みが出たら、電話すること

といった注意点がありました。

ブラジャーは、ツーピースタイプの乳癌用ブラジャーを使う。

乳癌の手術の時は、ブラジャーを指定されることはありませんでした。

今回は、片側づつつけられるツーピースブラジャーを指定され、付け方の指導もありました。

【KEA工房】ツーピースブラ レーシー ブライトアイズ 左右で分離する乳がん術後用ブラジャー 乳房再建術 ピンク・ベージュ 乳癌下着 ブレストケアインナー ポケット付き

再建前は、なんでこのブラジャーを指定するのかわかりませんでしたが、術後初めてつけてみて、このブラジャーの良さがわかりました。

エキスパンダーをいれた直後の胸は、大抵左右の大きさが違います。

私の場合も、右のほうが少し大きいです。

片方づつ分かれていることで、ブラのカップの位置調整ができ、しっかり胸を保護することが可能です。

 

どちらかの胸が、カップからはみ出るといったことがありません。

少し値は張りますが、とても良いブラジャーだと思います。

素材も柔らかく、傷にひびかない点も良いです。

万が一の為の抗生剤と痛み止めをもらう。

再建先生「万が一、胸が痛くなったり、晴れてきたときのために抗生剤を出しておきますね。日曜日などで病院に来れない時に飲んでください。」

 

エキスパンダー手術の入院費用

診察が終わり、病室に帰るとしばらくして事務の方が、会計伝票を持ってきました。

今回の入院日数は、8泊9日。

乳癌全摘手術の時より長かったです。

 

両側エキスパンダー手術で8泊9日の入院費用の合計は、

16万4千円でした。

 

内容としては、個室費用がおおよそを締めています。

 

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