シングルマザー43歳。左胸ステージ1 ルミナルA  右胸ステージ0 両側乳がんで両胸全摘になりました。

早期乳癌体験ブログ

乳がんとこころ 乳がんと告知から病院決定まで

乳がん患者の心境と心がまえ(告知から手術まで)

更新日:

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検査結果を待つ間は、良性だろうと思っていた。

検診で受けたマンモグラフィーの結果が、カテゴリー4の要精密検査。

 

少し前に受けた、大腸内視鏡検査では、

「健康そのものですね。」

とお医者さんに言われていたので、意外な結果でした。

 

毎年、人間ドックまたは、健康診断は受けていました。

血液検査にも異常はありませんでした。

細胞診も良性だろうとタカをくくっていました。

 

ましてや、親戚中さがしてもガンになった人はいません。

 

告知直後は、現実を受け入れることができない。

しこりなどの自覚症状がなかったので、

「乳がんです。」と医者に告げられても

「はいそうですか。」という気持ちになれません。

 

ドラマや体験談では、癌宣告直後、大泣きしている印象ですが、

実際には、泣くといった感情は現れません。

治療も開始していないので、癌と自分を結びつけることが

できませんでした。

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総合病院への転院で、不安な日々がつづく

クリニックから紹介され、乳がん治療の有名病院に転院しました。

初診は、癌が確定されていること前提で行われます。

今後の治療方針を決めるための検査も始まり、

生活に乳がん治療が加わりました。

 

このころから、初めて受ける検査について予習するため、

体験者のブログも読み始めました。

それらは、勇気付けてくれることもあれば、

不安を増大させるものも

ありました。

 

MRI,PET/CTなど、受けたこともない検査を受けることによって

徐々に、自分のからだに癌があることを、

受け入れていくようになりました。

 

検査結果は、不安にさせる。

検査の結果を聞く日は、緊張してトイレも近くなります。

診察の待ち時間、何度もトイレに行きました。

知らない間に多くのストレスを抱えていました。

 

検査結果は、いつも変化があって、

良かったことと悪かったことが交互にやってきます。

 

「命にかかわる癌ではない。」

「左だけでなく右にも癌がある。」

「浸潤がんが非浸潤がんかもしれない。」

「非浸潤がんだが、手術したら浸潤がんがあるかもしれない」

など

 

ころころかわる検査結果に、

一喜一憂してつかれてしまいました。

 

乳がんワールドにはまると、気持ちがネガティブになる

手術までの診療は、2週間に1度ほど。

主治医が提案してくれる治療方法についてや

乳がんの専門用語など知らないことだらけ。

 

最善の治療を選択するためには、

乳がんの勉強をしなければなりません。

いままで、テレビをみたり、仕事をしていた時間が

ガンの勉強時間になりした。

 

本を読んだり、ネットで調べたりする時間は、絶対に必要です。

しかし、勉強をするごとに、

今必要じゃない情報も手にいてしまいます。

手術もしていないのに再発のことを考え、見えない先の不安まで、

気がいってしまいました。

 

主治医に勧められて読んだ本。

何が正しいのか治療の選択に役立ちました。

病気があるけど病人ではない。

再発の不安を、今考えても無意味だと気付きました。

いまある癌を取り除くことが、一番初めにやらなければ

ならないこと。

 

乳がんが、からだにあっても運動もできるし、仕事もできます。

食事も楽しめます。

高熱もでないし、家から出られないような病人でもありません。

 

目の前のひとつひとつをやり終えていく

乳がんは、ひとりひとり違う癌というだけあって、

奥が深いです。

しかし、短い間に、決めなければならないことも、たくさんあります。

 

病院選び、主治医の選択、手術方法の選択、

放射線、薬物療法の選択、再建の選択。

 

これらを、告知されてから約2ヶ月の間に考えなければなりません。

病院は、星の数ほどあります。

乳腺外科の医師もたくさんいます。

手術方法も、最先端医療や内視鏡による手術、全摘か温存か。

 

たくさんの選択肢があると、目移りしてしまいます。

シンプルに考えなければ、とても短い時間に

満足のいく治療を選択するのは不可能だと感じました。

 

ましてや乳がんビギナー。

一番初めに手をつけなければならない選択を、

ひとつひとつ潰していきました。

そうでなければ、いつまでたっても

治療が進められないと思ったからです。

 

この先、何年癌と付き合うことになるのかわかりませんが、

目の前の課題だけに集中して、

ガンになる前の生活を取り戻したいと思います。

 

乳癌を経験された方の体験談が書かれた本も参考になりました。

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