シングルマザー43歳。左胸ステージ1 ルミナルA  右胸ステージ0 両側乳がんで両胸全摘になりました。

早期乳癌体験ブログ

乳癌症状

乳癌症状。発見は、痛みから。

更新日:

2016年1月43才で、まさかの乳癌告知を受けました。

乳癌発見に至るまでの経緯について書いてみます。


私の乳癌初期症状

胸を触っても、しこりがあるかどうかもわからない。なんとなく硬い部分があるような気がするけど、しこりともいえない。

39歳で娘を出産。

授乳していたこともあり、胸の硬い部分も乳腺症?くらいに考えていました。

 

しかし、乳癌の不安も少なからずあり、情報には耳を傾けていました。

それでも、

「ネットやテレビで盛んに言われている、乳がんの症状には当てはまらないし。」

でもやっぱり

「乳腺症?生理前だから?ひょっとして乳癌?」

そんな感じで3年ほど過ぎて行きました。

不安もあって意を決して病院に行きました。

 

関連記事 乳がん患者が答える乳がん検診4つのポイント

 

症状1)左乳房にジンジンするような強い痛みがあった。

40代になってから、毎月一定の時期に、左胸が痛くなった。

39歳で出産して以降、

ある一定の時期になると乳房の張りを感じるようになりました。

ある一定の時期とは、生理前10日間ぐらいです。

 

この時は、生理前の胸の張りだろうと思い込んでいました。

 

ですが、時が経つにつれ痛みは、ジンジンするような強い痛みになっていきました。

あまりに痛いので、市販のロキソニンを服用。

ロキソニンを飲むと痛みは治りました。

症状2)乳癌特有のしこりはなかった。

痛みはありましたが、乳癌の初期症状にあるような、

豆粒のようなしこりは触ってもありませんでした。

 

乳癌は胸のしこりで発見されると聞きますが、私の場合しこりではありませんでした。

強いて言えば、左乳房に奥に筋状の硬いものがあるような感じでした。

 

症状3)乳頭からの分泌物もなかった。

乳癌の初期症状である、乳頭からでる分泌物もありませんでした。

乳がんになると、乳頭から血液のような液が出ることがあるそうです。

 

乳癌に当てはまるはっきりした症状はないものの、激しい痛みがあったのでマンモグラフィー検査を受けることにしました。

 

マンモグラフィー検査で乳癌の疑い。

癌家系じゃないし、まさか乳癌じゃないだろう?

痛み止め欲しいという理由と、ひょっとして癌だったらどうしようという不安と、

両方の気持ちを抱えながら、近所のクリニックで、マンモグラフィー検査を受けました。

結果、しこりがレントゲンに写り、癌の可能性。

 

さらに組織診という細胞をとる検査で乳癌ステージ1が確定しました。

今となっては、勇気を出して検査に行ったことが自分の命を救うことになりました。

全国の乳癌検診施設の検索

全く痛みのなかった右乳房にもがんが見つかる

マンモグラフィーで左胸、乳癌発見。精密検査のMRIで右胸にも癌が!

左胸の検査で乳癌が確定し、乳がんの手術数が多い大きな総合病院へ転院しました。

手術のため、さらに検査を進めていくと、

しこりを形成しない乳癌が右胸にもみつかりました。

 

右乳房は、痛みもなくマンモグラフィーでも超音波でもがんの指摘はありませんでした。

左胸のために行った精密検査のMRIにより、偶然右乳房の乳癌も発見できました。

 

マンモグラフィーにも、超音波検査にも映らない乳癌があることを初めて知る。

右胸は、まさか?と思うくらい症状がなかったので少しショックでした。

乳癌=しこりと思っていた常識を打ち破るくらいの衝撃でした。

その時の記事がこちら↓

マンモグラフィ、超音波でも見つからない乳がんがある。

痛みのあるがんと、痛みのないがんが左右に見つかった。

左側の乳房は、乳腺症の症状によく似ていました。

  • 乳房がはる
  • 乳房の痛み
  • 生理が終わると症状が軽くなる

乳腺症は、乳癌や乳腺炎などはっきりした病気ではなく、

女性ホルモンのバランスがくずれて、乳腺に起こるさまざまな病変の総称

おっぱいの加齢に伴う変化

おっぱいが加齢する?!そんなこと考えてもみませんでした。

乳腺症の中に乳癌が合併することもあるそうです。

 

痛みがあるから乳癌でない。にはならない。

乳房に痛みがあって不安になり、ネット検索すると「乳癌自体に痛みはない。」と

医師の方の記事で書かれていました。

 

その記事を読んで、

「痛みがあるんだから、乳腺症かも?」

と、勝手に解釈していました。

しかし、それは危険な解釈でした。

 

痛みがある=ホルモンバランスの崩れ=通常とは異なる。

痛みがあるなら、自己判断せず、検査する方が賢明だと実感しています。

もしあの時勝手に乳腺症と決めつけ病院に行かなかったら。

きっと後悔していたと思います。

 

マンモグラフィーや超音波で要検査になり、

針生検をして良性か悪性か確定診断できたことで、

早期に乳癌を発見できました。

マンモグラフィーで要精密検査になったらどうすればいいの?

マンモグラフィーをした経緯

私の場合、左胸に乳房痛が、半年間くらいありました。

痛みは、生理が始まる2週間くらい前から生理が始まるくらいまで。

「乳腺症?かな」くらいで、我慢していました。

 

しかし、痛みが気になり胸も張っていたので、

マンモグラフィーの検査をしました。

マンモグラフィーの検査結果は、1週間後。再度追加検査をした。

マンモグラフィー再検査になると、超音波検査、針生検検査をする。

検査の結果、がんの疑いありのカテゴリー4で、要精密検査になりました。

家族親戚に、がん患者は一人もいません。

意外な結果に青ざめました。

マンモグラフィーの分類によると、

カテゴリー1 異常なし
カテゴリー2 良性
カテゴリー3 乳癌の可能性8%
カテゴリー4 癌の疑い。乳癌の可能性42%
カテゴリー5 100%癌である

 

その日のうちに、針生検、超音波検査でしこりが良性か悪性かの追加検査をしました。

先生曰く、超音波の画像を見る限りでは、たぶん良性。

どちらか判断がつかないので、針生検検査で細胞を採取しました。

 

 

細胞を採取する検査の結果で、良性か悪性か確定される

細胞をとる検査は、超音波の画面を見ながら、

しこり部分に針を刺し、しこりの細胞をピストル型の

注射器のようなもので吸引して行いました。

 

ただ寝ているだけなので、これといって大変な検査ではありませんでした。

麻酔をするので、痛みもありません。

 

採取した細胞を病理診断に出し、結果は1週間後に出ました。

 

結果は、悪性。

しこり1cmの早期乳がんでした。

針生検の細胞の検査結果が良性だった場合にやっておくこと。

がん保険を見直す

確定診断で、良性の結果が出れば治療の必要はありません。

1年に1度、マンモグラフィーを受け、

しこりが大きくなっていないことを確認して終わりです。

 

乳がんになると、がん保険にしばらく入れなくなります。

入っているがん保険を確認したり、がん保険に入っていなければ、加入を検討することをお勧めします。

 

乳がんになると、手術以外にも乳房再建の手術費や薬物治療の医療費などがかかります。

乳がん患者の多くの方は、保険に入っていて良かったといいます。

自分の入っている保険が、非浸潤がんでもおりるのか、がん一時金がもらえるのか、抗がん剤治療費はもらえるのかなど

細かい点も確認しておいたほうがいいです。

 

関連記事

乳癌患者になって保険は大事だとわかった。乳癌に備えるための保険はどれがいいの?

経過観察中でも気になれば、乳腺専門の病院で検査する。

良性と判断されると、経過観察になります。

1年に1回ないしは、半年に1回、マンモグラフィーや超音波検査をします。

良性なら1年に1回の検査で十分だという人もいれば、1年間放置してもし悪性だったらという不安に思う人もいると思います。

 

良性が悪性になることはないそうですが、自分の体は、自分にしかわかりません。

不安ならば、もう一度検査してみてもいいんじゃないでしょうか?

その際は、産婦人科などではなく、乳腺専門クリニックや病院で検査することをお勧めします。

要精密検査で不安になっても、逃げなくてよかった

img02

マンモグラフィーで要精密検査の結果になったら、

乳がんかもしれない?!と不安になります。

誰に相談していいのかわからないし。

 

がんと確定されるのが怖くて、

確定診断の検査をやりたくない気持ちになりました。

 

でも、逃げなくてよかった。

乳がんと診断されたのは、ショックでした。

両胸も全摘になったし。

 

しかし、早めにわかったことで、命の危険はありません。

乳腺科の病院のブログに、

乳がんを放っておいた場合、半年経つと大きくなっているイメージと書かれていました。

 

乳がんを放置するのは、その後の人生にとってデメリットです。

治療が長引くし、命の危険にさらされるかもしれない。

要精密検査になったら、まずは乳がんかどうかはっきりさせる確定診断してもらうのが大切だと実感しました。

 

針生検の検査結果が悪性だった場合にやること

手術する病院を決める。

がんの告知をうけると同時に、手術する病院を決めなければなりません。

私の場合、乳腺クリニックの先生の紹介で病院をきめました。

 

今後の治療を行う大事な選択です。

通える範囲で、乳がんの手術数が多い病院が候補になってきます。

年間の手術件数は、ネットで調べました。

参考になると思います。

関連記事 手術件数の多い病院のほうがいいの?

 

悪性の検査結果が出ると、さらに精密な検査が必要になります。

病院が決まると、がんがどの範囲まで広がっているのかさらに検査します。

その結果をふまえ、乳房温存手術、全摘手術などが決まります。

  • しこりの大きさ
  • がんの広がり具合
  • 脇のリンパ節への転移

などを詳しく調べました。

精密検査は、今後の治療を行う大きな病院に転院し、乳腺専門外来で行いました。

その時の記事がコチラ

初めて受けた乳房MRIとPET CTの検査費用と体験談

 

細胞の検査が判定不可能だった場合にやったほうがいいこと

判定不可能だったら、確定するまで検査する

マンモグラフィーで要精密検査になり、細胞を採取したのに、結果が判定不可能。

そんなことも、よくあるようです。

実際私も、1件目の病院で細胞診の検査結果が、判定不可能になりました。

 

「がんかもしれない?!」

どちらとも言えない結果は、不安が残るだけでした。

再度、乳腺専門のクリニックで、マンモグラフィーからやり直し、確定検査をしました。

結果、悪性の判断がつきました。

癌になっても早期発見できれば元の生活に戻れる。

乳がんと診断された直後は、誰でも不安になると思います。

命の危険は?

仕事はどうする?など。

手術が終われば、体内のがんが取りきれてホッとしました。

 

幸い、早期発見だったため、長期療養や命に関わるようなこともなく、術後2週間で仕事復帰できました。

乳癌早期発見で、改めて検診の重要性を痛感しました。

 

癌家系でなくてもがんになる可能性は十分あります。

乳がんは、乳腺を取る手術のため、食べることや歩くことに支障がありません。

内臓への負担がないので、比較的元気に過ごせ、回復も早いです。

マスコミで取り上げる乳がんは、余命など深刻な状況の話題が目立ちますが、

実は、多くの方が元気に過ごし、いままでどおり健康な生活を送っていることを知ってほしいです。

 

痛みがあると進行が早いの?

痛みがあっても癌自体はとても小さかった。

私の場合、痛みから乳癌発見に至りました。

乳癌と確定され治療まで1ヶ月くらいかかります。

その間、癌が進行するんじゃないかと不安になりました。

 

手術が終わり病理結果で癌の大きさが判明。

あんなに痛かったのに癌自体は4mmほどの大きさで済みました。

痛みと進行は全く関係ないとホッとしました。

関連記事 乳がん検診で早期にガンを発見するために大事な6つのこと。

痛み=乳癌ではないけれど、乳がんだった人で、胸が痛かった人もたくさんいるというのは事実。

痛みがあったおかげで、私のように早期に乳癌を発見できた方も多くいるのではないでしょうか?

乳房にしこりや痛みがあるなんて、ものすごく不安です。

ですが、乳癌の手術を終えてみると、死の淵から這い上がるような壮絶なものではありませんでした。

 

検査等で早めに見つかれば、術後2週間くらいで元の生活に戻れます。

自己判断せず、必ず検査することをお勧めします。

乳がんだったら怖いけど、勇気を出して検査することは、自分の身を守ることだと知った。

家族や親戚に一人も癌になった人がいないのに、乳がんになりました。

今でも信じられないです。

ですが、頭でどんなに否定しても、体に宿ったがん細胞は自然消滅することはありません。

むしろ長い年月をかけて、どんどん増えていきます。

 

乳がんと診断された時は、絶望感でパニックになりましたが、手術後振り返ると今こうして元の生活に戻れているのは

医療のおかげです。

日本には最高の医療があり、料金も数万円ですみます。

ありがたいです。

傷のケアとホットフラッシュを改善したくて、入浴方法を変えてみた。

ホットフラッシュや冷え性、傷のケアなど、術後は今までにない悩みがありました。 そんな中、ある本を読んで炭酸入浴剤に興味を持ちました。 炭酸入浴剤は、40度くらいのぬるま湯でも 体を芯から温める効果、 ...

続きを見る

PR

オススメ記事



PR

-乳癌症状

Copyright© 早期乳癌体験ブログ , 2018 AllRights Reserved Powered by AFFINGER4.