シングルマザー43歳。左胸ステージ1 ルミナルA  右胸ステージ0 両側乳がんで両胸全摘になりました。

早期乳癌体験ブログ

乳癌手術と入院中の体験記

乳癌全摘手術で6泊7日の入院体験ブログ

更新日:

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2016年3月に両側乳癌で全摘手術をしました。

6泊7日の入院中の出来事をブログで記録しています。

 

いよいよ、乳癌手術を行うための入院日がやってきました。

前日から緊張していましたが、睡眠もいつもどおりとれました。

乳癌手術前日に入院。1日目のスケジュール

10時半より入院手続き

受付に10時半までに来るよう、指示があったので、

家族とともに、必要書類を提出し手続きしました。

10分ほどの手続き終了後、すぐに病室に入れました。

 

インフルエンザによる面会規制

インフルエンザの時期ということもあり、病棟の入室には厳しい

チェックがありました。

付き添いも、問診票に健康状態を記入しなければ入室できません。

中学生以下の子供は入室禁止でした。

 

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食事の変更は、備え付けの画面で行いました。

 

個室の病室

病室に案内され、室内の備品や電気の位置の説明がありました。

一番驚いたのは、食事を液晶画面で選択できること。

 

ホテルのルームサービスでも頼むかのように、

備え付けの端末から、メニューを選ぶことができます。

通常病院食以外にも、病院のレストランの食事も選択可能でした。

 

看護師からの説明 10分くらい

看護師の方より、手術当日のスケジュールなどの説明がありました。

ストッキング、T字帯の用意。

 

手術当日の朝にシャワーを浴びること。

理由は、血流が良くなって点滴しやすい。

感染症の防止になる。ということでした。

血圧、体温、身長、体重測定。

 

薬剤師からの説明 5分くらい

看護師の説明からしばらくすると、薬剤師の方の訪問がありました。

手術に使用する点滴薬についての説明。

薬のアレルギーがないかの問診。

術後の痛みがあった場合、緩和できる薬の用意があるといった内容でした。

 

リハビリの説明 10分くらい

術後リハビリを一回やるそうです。

センチネルリンパ生検では、

リンパ浮腫の心配はいらないようですが、

手術の回復効果のため腕の運動行うようです。

 

術前と術後の腕の太さを比べるため、腕の周囲を測りました。

 

麻酔科の先生からの説明 10分くらい

全身麻酔の説明と絶飲食の時間についての指示がありました。

絶食 22時以降

絶飲 手術日10時以降

眠っている間に手術が終わってるようです。

 

手術前日は、ちょこちょこ説明に来るくらいで、

検温もなく、自由に過ごしました。

 

明日、手術だなんて実感が沸きません。

がんとサヨナラできる安堵感と、おっぱいを失う喪失感と

複雑な気持ちが混在しています。

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いよいよ両側全摘手術当日がやってきた。

昨夜は、

「両方の胸がなくなったらショックだろうなあ。」

「術後、受け入れられるかなあ。」

という気持ちと、

 

「はやいとこ、悪いところを取って、

今まで通りの生活に戻らなきゃ。」

 

という両者の葛藤で、眠れなくなっていました。

 

失うものと得られるものなら、

失うものに意識がいきがちなんですね。

 

失うもの    おっぱい

得られるもの  健康な体

失うものに感情が取られると、

本当に大切なものは何か判断できなくなるんですね。

自覚症状がないから、なおさら。

感情って怖い。

ワコール リマンマ 術後まもない方に 術後の胸をささえるブラ KO

手術当日のスケジュール

朝6時検温

夜中に何度か目が覚めましたが、

いつの間にか眠っていたようで、気づいたら看護師の方が

体温計を持って病室に入ってきました。

 

シャワーを浴びる

点滴が入る前に、シャワーを浴びるよう言われました。

感染症予防のためだそうです。

全身をくまなく綺麗にしました。

 

8時 センチネルRIの注射

センチネルリンパ生検のため、乳房に注射をしました。

痛みは、予防接種より痛くなかったです。

 

9時 着替え

病院着を前後ろ逆さまに着用しました。

手術で脱がせやすいようにという理由だそうです。

後ろ身頃が、前にきているので、首が苦しいです。

 

点滴開始

私は、両方の胸を手術するので、点滴は足からになりました。

看護師の方は、

「少し痛いけど我慢してくださいね。」

と言っていましたが、そんなに痛くありません。

 

先に痛いと言われると、「どんだけ痛いんだ!」

と不安になりませんか。

いらぬ心配が増えるので、あんまりあおんないでほしいなあ

と思ってます。

 

10時 絶飲開始

水もお茶も禁止です。

 

11時  センチネル画像撮影

センチネルリンパ節を確認するレントゲン撮影をしました。

台に仰向けになって、正面、両脇と5分間づつ3回撮影。

手を上げたままなので、やや長く感じられました。

 

主治医 顔見せ

主治医の先生が、手術前挨拶にきました。

「早期ガンだから、がんについては問題無い。」と

おっしゃってくれたのでなんとなく安心しました。

 

13時30分 手術

手術室には、歩いて行きました。

鉄の扉が20部屋並んで、大勢のスタッフが慌ただしく

手術室エリアを行き来していました。

 

映画のセットのような空間に圧倒されながら、

手術室内へ。

少しあったかい、鉄のベットに横になり、徐々に麻酔が効いて

眠ってしまいました。

 

17時 手術終了

両方の胸の全摘は、3時間ほどかかりました。

片方なら1時間半で済むようです。

 

手術終了後は、

夢を見ている最中に声をかけられたので、

思わず起き上がりそうになりました。

「起き上がらないでください!」

誰かにそういわれて、

「家じゃなかったのね。」とわれにかえりました。

 

病室に戻ってからもしばらくは、麻酔が効いていたので

うとうととしていました。

 

麻酔が切れる頃、主治医がやってきました。

「今日は、痛み止めガンガン使って大丈夫。」

「痛かったら、ナースコールして、痛み止めもらってくださいね。」

 

 

全身麻酔による頭痛や吐き気もなく、12時間くらい

横になっていました。

 

両胸全摘した上、尿道カテーテルも入っており、

身動きはとれませんでした。

リクライニングするベットの背を少し起こすと楽でした。

おかげで、苦痛はなかったです。

 

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乳癌全摘手術翌日の様子

両胸全摘した痛みは、痛み止めのおかけで、

ほとんどありませんでした。

朝8時 1日ぶりの食事

手術前日の絶食以来の食事です。

12時間、ずっと横になっていたので、頭が船酔いのように

ぐらぐらし、食欲はありませんでした。

ストローが大活躍

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腕が上がらないので、ペットボトルにつけるストローが

水分補給を助けてくれました。

私が使ったのはこれ。

ジョイントがついてるので、どのペットボトルにも使えました。

 

ペットボトルの飲み口は、大きさが2種類あるから確認してね。

ジョイントがないと、せっかく買った飲み物の口が合わずに

ストローが使えないという、がっかりな思いをすることになります。

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食後、身体中の管がいくつか外れる

食事が終わると、看護婦さんが着替えを手伝ってくれました。

胸は、止血のためバストバンドというベルトで、

しっかり圧迫されています。

 

胸はバンドのおかげで、見ることはできません。

まだ、へっこんだおっぱいを見る勇気もありませんでした。

 

胸と脇にドレーン、足に点滴と身体中に管がついていました。

午前中、点滴と尿道カテーテルが外れました。

尿道カテーテルが取れると、歩行可能になります。

立つことによって、船酔いのグラグラもおさまってきました。

 

できるだけ、動くように!と主治医より指導される。

「歩けるようになったら、傷の治りが早くなるように できるだけ動いてください。」

という指示がありました。

 

ですが‥

 

下半身は、自由に動くんですが、両腕があがりません。

肩より上にあるものは、力が入らず取れませんでした。

日中、軽いリハビリも兼ねて腕を動かすようにしていました。

 

痛みは、あまりありませんでした。

 

リンパへの転移はなし!でホット一安心

朝の回診で、主治医が傷の具合を見に来ました。

乳頭乳輪も問題なく、傷の具合も順調。

両方の脇のリンパ節にも転移がなかったと言われました。

 

胸を失ったのは、まだ受け入れられませんが、

がんが取り切れたこと、リンパへの転移がなかったことで

気持ちは前向きでした。

 

食欲が湧いてくる!

お昼頃から、食欲が湧いてきました。

乳腺を取る手術は、消化器官に関係ないので

食事もいつも通りに食べれます。

 

着替えに苦戦

昼食後、病院内のコンビニに行こうと、パジャマから普段着への

着替えに挑戦しました。

ズボンは、問題なくはけましたが‥

 

前開きの服の袖に苦戦。

腕が上がらないので、少し痛い思いをしながら上着をきました。

 

ドレーンの入ったポシェットをぶら下げながら歩くので、

丈の長いカーディガンやコートで赤く染まるチューブを

隠せました。

 

コンビニの買い物に苦戦!

冷たい緑茶を買おうとペットボトルの棚を見た。

冷たい緑茶は、上の段に並んでいました。

手が上がらない!

諦めて、下の方に置いてあった玄米茶を買いました。

 

ペットボトルの蓋が開けられない!

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早速、部屋に帰って、買ってきた玄米茶を飲もうと思ったら

蓋が固くて開きません。

脇にドレーンが入っているので、力がうまく入らない。

諦めて、お水を飲みました。

傷のケアとホットフラッシュを改善したくて、入浴方法を変えてみた。

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乳癌全摘手術後2日から下半身シャワーが解禁した。

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手術から2日目の朝がきました。

全摘した両方の胸は、バストバンドに覆われています。

ドレーンも付いているので、直視する勇気はありません。

 

傷は、痛み止めを飲まなくても、

大丈夫なくらい落ち着いていました。

下半身のシャワーが解禁

本日から下半身のシャワーが、OKになりました。

といっても、ドレーンはあるし‥。

片手でドレーンを持ちながらのシャワーに手こずりました。

 

意外なプチトラブルは、ドレーンのテープかぶれ

脇腹が痒くなってきたので、看護婦さんに見てもらうと、

小さな水ぶくれができていました。

もともと、テープでかぶれやすい体質。

 

ステロイドの軟膏を塗ってもらい、水ぶくれ破損防止テープを

貼ってもらいました。

 

ドレーンを隠すため、カーディガンを腰に巻く

ドレーンのポシェットの位置が、下の方にあるので、

シャツの丈からはみ出していました。

子供に、血の流れる管を見せるのもショックが

大きいと思い、カーディガンを腰巻にして隠しました。

入院4日目。やっと4歳の娘と面会

4歳の娘が面会に来てくれました。

インフルエンザ時期で、子供は病室では面会禁止。

病院内のレストランで、再開しました。

 

4日ぶりに会った彼女は、体の心配をしてくれ、

元気になるよう、手紙をいっぱい書いてくれていました。

 

手術後、涙することはなかったんですが、小さい娘に

気を遣わせていることに申し訳ない気持ちになり、

少しだけ涙が出ました。

 

2時間ほど、一緒にコンビニに行ったり、

ウロウロしていると

さすがに疲れてきました。

 

面会終了後は、ベットで横になり休みました。

ドレーンも入っているし、術後2日ということもあり

疲れやすかったです。

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乳癌手術後3日目の具合

術後3日目になると、痛みもなく腕の上りもよくなってきました。

自分でできることも少しずつ増え、行動範囲も広がってきます。

 

病室や病院内だけの生活は、やることもなく時間をもてあまして

ました。

本、DVDなど術後体に負担のない、暇つぶしグッズは必需品です。

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腕が上がらなかったので、ヘアサロンでシャンプーブロー

理容室やヘアサロンが併設されている病院も増えているようです。

私の病院にもヘアサロンやアロマエステのサロンがありました。

 

手術から2日間、ドレーンも外れず、

髪の毛も洗えていなかったので、

ヘアサロンでシャンプーしてもらいました。

 

美容院は、街にあるような美容院と変わりなく、

病院にいることすら忘れてしまいそうでした。

 

美容室の方も、入院患者相手なので、

ゆっくり椅子を倒してくれたり気を使ってくれます。

 

時間つぶしにも、気分転換にもなって、

頭はスッキリし良いサービスでした。

腕に力が入らず、飲み物選びに慎重になる

100%ジュースが飲みたくなったので、

コンビニに行きました。

パッと目に付いたのが、

ペットボトルに入ったオレンジジュース。

 

何も考えずに、レジに並んで、

「このふた、開けられないかも‥。」

ふたが開けられなかったお茶と同じタイプのふたでした。

 

「あぶなかったあ。」

無駄な買い物するとこだった。

パックのジュースに変更しました。

リハビリ指導を受ける

手術により上がりずらくなった腕の具合をみるため、

理学療法士の方のリハビリ指導がありました。

リハビリといっても、脇のストレッチ程度の軽いものです。

 

今のところ、リンパ郭清していないので、

腕は肩くらいまでなら上がります。

しかし、ドレーンが入っているので、

脇をのばすと、イタタタというかんじでした。

 

肩甲骨をほぐしてもらうと、

スムーズに腕があがっていきました。

肩甲骨を引き寄せる動きが良いそうです。

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術後3日目の主治医の回診

主治医が、傷の具合を見に来てくれました。

「これでドレーンが外れる!」

そう期待していましたが‥

 

主治医「リハビリの後は、出血量が増えることがあるから‥」

次先生が病院に来る4日後に、ドレーンをはずすようです。

 

あと4日管が入ったままか。

長いなあ。

乳癌全摘術後4日目ドレーンが抜けた!

手術から4日目の朝がきました。

ドレーンの量も少なくなり、色も薄くなってきました。

 

担当の看護婦さんは、

6人くらいをローテーションで回している感じです。

 

皆さん口々に、

「ドレーンの量も多くないし、早く抜いて欲しいですよね。」

と言っていました。

 

両脇に管があると、脇腹に管が当たって少し痛いんですよね。

不快だし、シャワー浴びれないし。

 

体調は、どんどん良くなって、

行動範囲もどんどん広がっていくのに、

ドレーンが、大リーグ養成ギブスのように

行動に歯止めをかけていました。😭

 

そんな憂鬱になりそうな気分でいると、

突然主治医が様子を見にきてくれました。

 

「もう大丈夫そうだから、今日抜きましょう!」

天使の声でした。

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外来でドレーンを抜く

外来の時間を見計らって、主治医がドレーンを抜いてくれました。

処置時間は、5分ほど。

体の中から、意外と長い管が出てきました。

 

ドレーンを抜くときは、少しだけ痛かったです。

管の穴は、どうなっちゃうんだろう?

と考えていると、

先生;「明日になれば、カットバン貼るぐらいで大丈夫だから」

 

そんなかすり傷程度な感じなの?人間の治癒力ってすごい!

 

「術後に傷口から体内に入れてた管は、どんな目的があるの?」

 

ドレーンとは?

日本語で排液管のことで、手術の傷を閉じた後に貯まってくるリンパ液や血液を体の外に排出するためのものです。ドレーンは柔らかい材質で出来ていて、太さは直径4ミリ程度です。乳癌の手術の場合、乳腺や腋の下のリンパ節を切除した後の空洞にリンパ液などが貯溜して、なかなか治らないことがあります。そこでその空洞の中に管をいれて、外から液体を吸引することにより、皮膚が下の筋肉などと密着できるようになり、傷の治りを早くできます。手術法により1または2本留置しておきます。

ドレーンは、手術した傷口から出ている長い管と、

ドレーンパックという血液やリンパ液の入る袋がついたものです。

袋は、手作りポシェットに入っていました。

 

ドレーンの目的は3つあるらしい。

術後出血の有無を確認するため。

主治医が、手術直後

「出血量が多かったら、再手術します。」

と、家族に話していたのを思い出しました。

 

看護師さんは、入院中なんどもドレーンの量、

ドレーンの入った傷口を

確認にしに来ていました。

 

術後の出血の量を確認するためにドレーンが役にたっていたんですね。

 

感染症や合併症を予防する目的

予防的ドレーンは多くの場合、浸出液や血液の貯留しやすい場所に留置されています。正常な経過をたどれば、術後血液や浸出液は徐々に量が減ってきます。乳房手術でできた隙間に貯留する浸出液、血液、リンパ液などを体外に排泄し、創部の治癒を促す。

 

入院中、看護師さんが日に何回かドレーンパックに溜まった液を

紙コップに採取していました。

ドレーンパックの排液の量が少なくなって、

やっとドレーンが外されました。

 

私の術後の回復は、極めて順調でした。

ドレーンのおかげですね。

 

乳頭壊死対策について説明される。

左側の乳頭乳輪が黒ずんでいました。

先生:

「血流が悪くなると壊死します。

対策としては、毎日シャワーを当てて血流をよくすること。

ガーゼに軟膏を含ませて、乳頭の保護をします。」

といっていました。

自宅でのケア用に、プロスタンディン軟膏が処方されました。

疑問1 「全摘した下の組織には、脂肪ってつくんですか?」

全摘した胸は、今へこんでいる状態です。

見た目は、男性の胸のようです。

 

そこでふと思ったのが、

「太った男の人っておっぱいAカップくらいあるよね。」

「太ったら、脂肪がついておっぱい盛り上がってこないのかしら?」

という疑問でした。

 

先生:「脂肪はそんなにつきません。」

「胸とお腹の段差が大きくなるだけです。」

 

再建しないと綺麗な膨らみは、得られないんですね。

乳房再建外来 初診について 

疑問2 癌って見た目が黒くなったりしてるんですか?

胃がんなどの悪性腫瘍は、黒くなったりしてるの見たことあります。

乳がんも見た目に違いがあるのか、不思議になって聞いてみました。

 

先生:

「がんは、血流があるから黒くなることもあります。

でも、非浸潤がんは、見た目の変化はありません。

僕は、手術中がんを見れません。

がんを見ているということは、

がんを取りきれてないことになるから‥。」

がんのまわりを余裕を持って切除してるんだもん。

見えてたらまずいよねー。

と納得しました。

初シャワーで術後の胸の全貌があらわに。

ドレーンが抜けたので、全身シャワーが解禁になりました。

まだ、傷口をみていなかったので、

初めてのシャワーは勇気がいりました。

 

バストバンドを外し、乳頭のガーゼーをはずすと、

平べったい胸があらわに。

「思ったよりショックじゃないなあ。」

 

両胸が同じ高さだから?

子供の頃の胸みたいだから?

なんとも複雑な気持ちです。


--- 軽量パッド。

ドレーンが抜けたので、退院日が決定

先生:

「ドレーンが取れたので、明日退院できますよ。」

私:

うれしくなって「それでお願いします。」

 

やっと家に帰れます。

乳癌全摘術後5日目で退院に!

手術翌日から歩き、5日目で退院できるなんて、

人間の体は、よくできてるなあと感心しました。

 

退院日が決まったら、保険会社の書類を提出

保険会社からの必要書類の記入用紙を、

事務の人に依頼しました。

記入してもらった用紙を保険会社に渡すと、

保険金がもらえます。

 

病理結果が出ないと、くわしい病名が分からないので、

2週間から1ヶ月後、自宅に郵送してもらうことにしました。

 

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限度額申請のおかげで、入院費の負担が減った

退院時、会計がでました。

1週間の入院で16万円ほど。

これには、個室の差額ベット代、

保険診断書など健康保険対象外の料金も含まれています。

 

自由診療なら100万円ほどかかる治療。

限度額申請を事前にしていなければ30万円ほどの支払い。

限度額申請をしていたおかげで、16万円くらいの支払いになりました。

 

個室に入ってなければ、8万円ほどになります。

医療保険が下りれば、負担額もさらに減ります。

がんは、治療が長引く場合もあるので、

一回の負担が少ないのは、ありがたいです。

 

乳癌全摘手術と入院のため医療保険の申請をした。

両胸のひきつれが始まる。

先生いわく:

「術後2週間くらいから、ひきつれが強くなるよ。

今は、取り除いた部分は、下の組織とくっついていないけど、

2週間くらいするとくっついてくるから。

 

腕を動かすことによって、ひきつれの部分が柔らかくなり

自然になってくるから心配しないで。」

と言っていました。

 

確かに、徐々に胸が引っ張られるような痛みが増えてきました。

シャワーや肩甲骨を動かすことで、楽になります。

乳癌全摘手術後の傷のケア

一週間ぶりの帰宅に、心と体のギャップを痛感

術後の病院内の生活は、守られた環境でした。

病院の生活は、病人中心の生活です。

3食ベットまで配膳され、昼寝し放題。

 

体の痛みや不便なことがあれば、ナースコールを押すだけで、

看護師の方がサポートしてくれます。

 

一方、一歩病院を出れば、健康な人中心の社会です。

病院帰りに寄ったレストランでは、席に着くまでの

歩くスピード、食べるスピード、会話のスピード

どれを取っても、

周りの速さに体がついていきません。

 

手術して5日目、病院内では動けている方だったのに、

外の社会では全然通用しませんでした。

この時、自分は病人なんだと自覚しました。

 

心は術前と変わらないと思っていたけど、

体は確実に術前と違います。

痛みも多少あるし、筋力も少し衰えてます。

 

痛みは、歩くこと、話すこと、食べる事に

すこしだけブレーキをかけていました。

「ゆっくりやっていこう!」

 

痛みのおかげで、自分自身を知ることができました。

乳癌両胸全摘手術から3ヶ月の傷や体調について

マイペースな社会復帰

退院当日は、社会復帰の第1日目でもあります。

仕事を始めるだけが、社会復帰ではありません。

目標は、術前の状態に戻る事。

 

今日できたことは、病院以外で生活ができたこと。

子供が初めて保育園に入園した時、

慣らし保育というものがありました。

 

慣らし保育は、短い時間から始めて、

徐々に保育園に慣れていく期間です。

 

まさに、今の私です。

慣らし生活に入りました。

乳癌手術後の定期検査について

 

慣らし生活の第一歩は、家族の生活に慣れる

退院祝いで、親戚家族が集まり楽しい夕食になりました。

しかし‥

小学生、幼児といった子供達は、容赦してくれません。

「おばちゃんお茶ちょだい。」

「ママ、あそぼー。」

 

実家にお世話になったこの日、

子供達は興奮してはしゃぎまくり。

寝たのは夜中の2時でした。

 

病院では、8時には疲れて寝ていたので、

過酷な初日でした。(笑)

買ってよかった乳癌生活必需品7選

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