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4歳の娘に乳がんをどう伝えるか悩んだ。

更新日:

ママが病気になった。と知ったら、子供は不安になるんじゃないか?

そんな不安から、子供に入院や病気のことを、
どう伝えたらいいか悩みました。
私なりに、子供の様子を伺いながら、実践したことを書いてみます。

こどもにママが入院すると告白するとき気をつけた9つのこと。

  1. 不安にさせないようギリギリまで伝えなかった。
  2. 入院の期間を伝えた。
  3. 入院は、どこのママもするよと、自分だけが特別なことでないことを伝えた。
  4. 病気という言葉を使わず、おっぱいが怪我したことにした。
  5. だれのせいでもないことを伝えた。
  6. 入院中お世話してくれる人を伝えた。
  7. 入院中、連絡がとれることを伝えた。
  8. 楽しいことを想像させた。
  9. 普段どうり

入院の告白は、2日前

娘に、入院することをいつ伝えようか悩みました。

あまり、長い期間不安にさせるのも、かわいそうだと思ったので

入院2日前の夜に話しました。

 

入院することを知って娘は泣いた。

私:「ママ大事なお話があるんだけど」

娘:真顔になる。

私:「ママ、月曜日から入院するから」

娘:「涙」

:「ママと離れるのやーだー。」

 

となりのトトロを参考に、入院期間の説明をした

4歳の娘の入院のイメージは、

となりのトトロのメイちゃんのお母さんでした。

トトロのメイちゃんのお母さんは、

お話のなかでは、

病気でずっと入院している設定です。

娘は、長くママと離れ離れになることを想像していました。

 

私:

「メイちゃんのママみたいにずーと入院しているんじゃないよ。」

「ママの入院は、5日くらい」

 

娘:「5日って長いじゃん!」

 

私:「5日は、月火水木金でしょ。保育園に行ってるよね。」

「いっつも保育園に行ってるけど、すぐ土曜日きて休みになるでしょ?それって長い?」

 

娘:表情がかわり、理解した様子

「ながくないね。」

 

みんなのママも入院経験者だと教えた。

自分だけが、ママと離れ離れになるのかと思わせないように

しました。

私:

「お友達のママも弟や妹が生まれるとき、みーんな入院したんだよ。みんなママと離れ離れだったんだね。」

娘:涙目の中に、少し落ち着いた表情。

 

入院の理由は、おっぱいが怪我した

娘:「なんでママ入院するの?」

 

娘は、なんでママが入院するのか理解しようと、

どんどん質問してきました。

 

一緒にお風呂に入る際、針生検の青あざが胸にあったのを、

娘は見ています。

そこで、

私:「ママのおっぱいにあざあったでしょ?」

娘:「うん。」

私:「おっぱい怪我しちゃったの。だから入院するんだよ。」

 

乳がんといっても、理解できません。

病気といえば、不安にさせます。

イメージしやすいように、怪我ということにしました。

 

おっぱいの怪我は自分のせい?

娘は、泣きながら「なんで入院するの?」

となんども聞いてきました。

どうやら、おっぱいを怪我させたのは、

自分かもしれないと思ったようです。

 

娘:「この前、おっぱいにパンチしたから?」

私:笑いながら

「子供の力で入院してたら、みんな入院になるよ。

お仕事の時にぶつけちゃったんだよ。」

「だれのせいでもないんだよ。」

娘:少し笑顔に。

入院中も寂しくないことを伝えた

入院中、娘の世話は母に頼みました。

私:

「ママが入院中は、ばあやじいがお世話してくれるから

大丈夫だよ。」

「寂しくなったら、電話しておいで。」

「もし、ママに会いたくなったら、

ばあに頼んで病院に連れて行ってもらいなね。」

 

娘:

「電話あるの?」

「ばあは、ママの病院知ってるの?」

など不思議がっていました。

 

私:

「携帯電話あるから、いつでもお話しできるよ。」

「ママからも電話するね。」

娘の中では、どんどん特別なイベントの日になってきました。

少しわくわくしてきたようです。

 

楽しくなるようなご褒美を用意した

留守中、我慢する事ばかりだとかわいそうなので、

宅配で、プレゼントが届くようにしておきました。

いつもと変わらない日を過ごす

日中は、毎日保育園に通っています。

入院中も、同じ時間に起きて保育園に行き、

同じ時間に迎えに行ってもらい、といつもと変わらない

生活をさせるようにしました。

入院が特別なイベントに

娘は、親戚のおじさんやお友達、保育園の先生、

ぬいぐるみにまで、

「ママね。おっぱいケガして入院するんだってえ。」

と会うひと会う人に話し歩いてました。

 

しかも、笑いながら。

親としては、複雑な気持ち(苦笑い)でしたが、

明るく留守中も過ごしてくれそうなことに安心しました。

 

少し成長したようなきがした。

4歳ながらに、とても気を使ってくれました。

娘「ママ、おっぱいケガしてるから。お手伝いするね。」

「ママ、おっぱいケガしてるから、自分のことは自分でする!」

など、張り切ってくれました。

 

心配させたり、がまんさせたり、

親としては心にくるものがありました。

 

ですが、相変わらずおっぱいパンチや抱っこしてー。

戦いゴッコには付き合わされます(笑)

こどもの単純さに救われました。

 

入院中の娘の様子

6泊7日の入院中で、娘が面会に来たのは、2回でした。

入院1日目 電話でおしゃべり

入院当日は、朝保育園に送り届けてから病院に行きました。

保育園でグズらてたら、こまるなーと思い、

私から入院の話はしませんでした。

娘「明日、入院だっけ?」

私「今日だよ。」

娘「え?今日?じゃあ夜電話するね」

 

あっさりと、保育園に入っていきました。

入院2日目 術後で連絡出来ず

手術当日は、ドレーンだらけで、寝たきり。

当然電話もできません。

それを見越して、この日にご褒美が娘に届くように

手配しておきました。

 

前から欲しがっていた、おもちゃだったので、

寂しさはまぎれたようです。

 

子供と読む、乳がんを伝えるのに参考になる本

おかあさん だいじょうぶ?

 

お父さん・お母さんががんになってしまったら WHEN YOUR MUM OR DAD HAS CANCER

おかあさんが乳がんになったの

 

ママ、なんで? びょうきのママにききたいの

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