シングルマザー43歳。左胸ステージ1 ルミナルA  右胸ステージ0 両側乳がんで両胸全摘になりました。

早期乳癌体験ブログ

乳がん全摘後の生活

乳癌になって、自分に素直に生きることの大切さを知った。

投稿日:

_MG_9281

乳がんになって、両胸を全摘しました。

その出来事は、体に変化を与えるだけでなく、

こころにも変化を与えました。

 

がん=死ぬかもしれない?

実際は、早期のがんなので、命に関わるようなことはありません。

しかし、気持ち的には、死の門の前を素通りした感じです。

 

40年間病気も、怪我もなかったのに、いきなりガン宣告。

がんは、突然やってくる!

私の場合も、友人の場合もそうでした。

 

手術も終わり、体力も回復も順調です。

乳がんになる前と、同じ生活がもどってきました。

 

7年前に乳がんになった友人曰く

「そのうち、乳がんだったこと忘れるよ。」

 

乳がんだったことを、忘れる生活。

がん患者にとって、とても幸せで、すばらしいことです。

 

幸せなことなんだけど、それで終わりでいいのか?

医療による体の治癒のスピードと、

こころのスピードが追いついていないように、

感じて過ごしていました。

 

死ぬ瞬間の5つの後悔

死ぬ瞬間の5つの後悔

ブロニー ウェアという看護師の方が、

終末患者さんたちに聞いた

人生の5つの後悔について書かれた本があります。

人生の5つの後悔

  1. 周りに惑わされず、自分に素直に生きればよかった。

  2. 働きすぎて、家族や恋人との時間を犠牲にした。

  3. 思い切って自分の感情を出せばよかった。

  4. 友人をもっと大切にすればよかった。

  5. もっと自分をしあわせにしてあげればよかった。

乳がんになって、はっきりとわかったことは、

「明日が当たり前に来るとは、限らない。」

ということです。

 

乳がんになる前は、愚痴をいったり、不満があったり、

欲望もありました。

多分、足りないものを追いかけていたんだと思います。

 

しかし、乳がんになってからは、

今あるものに満足できるようになりました。

終末患者さんたちの5つの後悔は、私にも当てはまります。

後悔しないためにやりたい5つのこと

  1. 自分を信じて、周りに惑わされず決断すること。
  2. 家族と過ごす時間を最優先にすること。
  3. 照れくさくても、感謝の気持ちを周囲に表現すること。
  4. 友人を尊敬すること
  5. 毎日、平穏な生活に感謝すること

乳がんになってよかったとは、思っていません。

しかし、乳がんになって新たにわかったこと、

気付かされたことは多くあります。

 

今週よりタモキシフェンによる、ホルモン治療に入ります。

タモキシフェンの副作用に、

うつの症状がでる場合があるそうです。

 

どちらかといえば、ポジティブな方ですが、

過去に一度だけ、産後うつのような経験をしたことが

あるります。

 

気分の落ち込みが現れる前に、自分の気持ちを確認しました。

後悔しないためにやりたい5つのことをベースに生活したいです。

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