シングルマザー43歳。左胸ステージ1 ルミナルA  右胸ステージ0 両側乳がんで両胸全摘になりました。

早期乳癌体験ブログ

乳がんと診断されたら 乳癌の治療体験記

乳癌と診断されたら、主治医へ聞いた方がいいことリスト

更新日:

マンモグラフィーや超音波検査で、乳がんと診断されたら

動揺します。

私が、乳癌を宣告された時、

一番最初の頭によぎったことは、

 

「これからどうすればいいのだろう?」

「死んでしまうの?」

 

という2点でした。

 

乳がんと診断されたら、次に行うのが乳癌の治療です。




乳癌の治療のながれ

1.主治医を探す。

2.精密検査

3.治療方針の決定

4.治療開始

5.予防治療

6.経過観察の検査

 

というように進んでいきます。

 

乳癌と告知されてから、してよかった3つのこと

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主治医決定:診察時に主治医に聞きたいことリストを作成

主治医との初診の際、乳がんについての知識がなければ

何を質問していいのかもわかりません。

質問がわからなければ、主治医の説明も理解できません。

 

乳がんとなった時点で、心身ともに動揺していると思いますが、

乳がんについて勉強することで、後悔のない治療を受ける

ことができます。

 

また、診察時間には限りがあります。

あらかじめ質問事項をリストにしておくと、

聞き忘れることがなく、疑問もはれていき、

不安も軽減されてます。

 

主治医への質問リスト

  1. しこりの大きさはどれくらい
  2. ステージとサブタイプはなに?
  3. 乳房は残せるか?全摘か?
  4. 手術はいつ?
  5. 手術の範囲はどれくらい?
  6. 全摘の場合、乳房再建できるの?
  7. 入院期間はどれくらい?
  8. どれくらい費用がかかるの?
  9. 仕事復帰はどれくらいでできるの?

乳がんと確定されたらしこりの大きさやサブタイプを確認する

  • しこりの場所や大きさ
  • リンパ節転移はないか?
  • 進行の早いタイプどうか?

しこりの場所、大きさ、ステージを確認する

しこりの位置によって、乳房の変形具合がかわります。

しこりの大きさによって、乳房が温存できるのか、全摘なのか

が決まります。

 

ステージは、しこりの大きさで決まります。

ステージによって治療方法が決まります。

 

リンパ節転移の有無について確認する

リンパ節に転移があるかどうかは、

超音波検査である程度わかるようです。

 

リンパ節に転移の有の場合は、

手術で脇のリンパ郭清の可能性や術前抗がん剤治療

の適応といった説明が出てきます。

 

リンパ節転移無しの場合は、

センチネルリンパ生検、乳房温存が適用になる可能性が出てきます。

 

自分の癌のタイプを確認しておく

大人しいタイプの癌か(ホルモン受容体陽性)、

増殖スピードの早いがんか(ki67の値)、

癌の顔つきが悪い癌(核グレード)など、

針生検の検査結果でわかります。

 

必ず把握しなければならない重要事項です。

 

治療方法について

  • 今後の方針(術式、手術後の薬物療法)
  • 再発の可能性

術式、その後のスケジュールを把握しておく

手術の方法、体調の回復具合、入院期間、

術後の薬物治療について確認しておく。

 

体の変化について

術後の切除範囲、変形具合

切除範囲、位置によって、乳房が大きく変形するのか?

全摘した後、再建できるかなど。

見た目の変化についても確認する。

 

生活について

  • 仕事復帰時期
  • 車の運転
  • 術後のケア

仕事ができるかどうか?

術後の傷は、どれくらいの期間で落ち着いてくるのか?

腕は、いつごろあがるようになるか?

術後の下着は、どうすればいいか?

 

乳がんと診断されたばかりの時期は、右も左もわからず

動揺していました。

主治医からも、乳がんの患者さんはよく勉強している方が

多いと言われ、勉強することを勧められました。

 

私が、乳癌と診断されてわからなかったことについての質問事項を

リストにしてみました。

患者さんのための乳がんガイドラインは、予習、復習をする上で

とても役に立ちました。

患者さんのための乳がん診療ガイドライン 2016年版




うまく質問できない

乳癌の告知をうけた当初は、病院慣れしておらず、担当医に何を

質問すればいいのかわかりませんでした。

 

また、お医者さん=医療の専門家に質問するなんておこがましいとさえ

感じていました。

私の主治医は、ベテラン男性医師。

決してフレンドリーなタイプの先生ではありません。

なおさら、質問する勇気が持てませんでした。

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診察の説明を理解できるよう予習復習する。

乳癌は、標準治療を基準に行われることを知りました。

患者さんのための乳がん診療ガイドライン 2016年版を買って、

診察の内容を理解できるよう勉強しました。

 

乳癌の場合、乳房温存するか全摘するかなど選択できる治療が多いです。

どちらを選んでもメリットデメリットがあります。

自分が理解でして治療を選択するためには、予習復習がとても大切でした。

わからないことや不安なことは伝える。

診察前は予習し、自分に行われるだろう治療についての疑問点をしらべ、納得のいかない部分や不安な点を主治医に伝えました。

 

乳房温存できるのに、なぜ主治医は全摘を勧めるのか?

同時再建できるのに、なぜ主治医はしないのか?

 

疑問のままでは不信感が募り、治療を積極的に進める気が起きませんでした。

 

気持ちのモヤモヤを残したまま、手術すれば必ず後悔する!

そう思って主治医に思いの丈を話してみました。

 

私の希望が第一優先だけれど、主治医なりの考えがあることもわかりました。

はじめは、見ず知らずのお医者さんでしたが、何回か話していくうちに

信頼のおけるお医者さんに変わっていきました。

 

お任せにしないで、積極的に治療に参加する。

医療の知識はまったくありません。

専門家に任せれば、とりあえずがんは取り除けます。

 

しかし、無知のまま治療を勧められるほど簡単に決められるものでは

ありませんでした。

 

乳房は温存するの?再建はいつするの?乳頭乳輪は残すの?

術後薬物療法はやるの?

など、選択しなければならないことが次から次へとありました。

 

手術で自分の体の一部がなくなったり、薬で体に変化が起こります。

 

なのに、主治医は担当患者が多すぎて、患者一人一人の状態まで覚えて入られません。

 

主治医:「あれ?両側全摘したんだっけ?」

    「薬ってかえたんだっけ?」

 

毎回、電子カルテをみて私の状態を思い出す感じです。

自分自身がしっかり把握して、主治医を使っていくくらいで良いな

と思いました。

 

どうしても主治医が合わなければ、相談する。

乳癌の治療は、長いです。

主治医と患者が二人三脚で治療することで、良い成果が出ると思います。

 

事務的で、質問にも答えてくれないような医師だったら迷わず、セカンドオピニオンに行っていたと思います。

 

病院は沢山あります。

標準治療といっても、手術方法や治療の選択基準は医師によって違います。

自分の身は自ら守る。

患者主体の医療でいいと思います。

 

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