シングルマザー43歳。左胸ステージ1 ルミナルA  右胸ステージ0 両側乳がんで両胸全摘になりました。

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乳がんとこころ

乳癌患者が抱える3つの問題について答えてみる

更新日:

連日のように芸能人の方の、病気告白のニュースを目にするようになりました。

健康だった人が突然、病気になる。

突然入院、手術を余儀なくされる。

病気にかかったことで、問題が山のようにやってきます。

特に癌を患うと、治療が長いために抱える不安も大きくなる方が

多いようです。

私も、問題を抱えていました。

がん患者が抱える問題として(1)身体的な問題(病気、治療法など)、(2)精神的な問題(不安感、焦燥感、恐怖感など)、(3)社会・経済的な問題(就労、結婚・出産、医療費など)の3つが挙げられる。

乳癌患者が抱える問題

身体的な問題(手術、治療、副作用)

乳癌と診断されてから、

検査→手術→術後補助療法という順序で癌の治療を行っています。

身体的な問題があったかといえば、それなりにはありました。

両側全摘してますし。

 

手術のダメージは、そう長く続きません。

痛みに関して言えば、内臓などの部位よりも

比較的ダメージが少ないのではないでしょうか。

 

術後補助療法として行っているホルモン療法でも、

少なからず体に負担があるように思います。

生理はストップしていますが、排卵日や生理が来てた日のあたりでは

下腹部痛があり、鎮痛剤を使用しています。

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精神的な問題(不安、恐怖)

精神的に一番不安定だったのは、手術前でした。

乳癌に対してなんの知識もなく、どの治療がベストなのか

もわかりませんでした。

突然降ってきたアクシデントに、動揺した日々を過ごしていました。

 

恐怖もありました。

手術前だったので、ステージが進んでいるかもしれない。

タチの悪い癌かもしれないなど、悪い方に考えることもありました。

 

社会、経済的な問題(仕事、医療費)

お金の面でも不安はありました。

手術前は、手術後の生活について想像もつきませんでした。

 

仕事は続けられるのだろか。

子供を養っていけるのだろうか。

治療は、どれくらい続くのだろうか。

 

お金の不安は、がん保険がおりたので、

休業期間の生活費の足しになりました。

 

退院後1ヶ月で仕事復帰を果たすと、

仕事への不安もなくなりました。

 

問題は時間が解決してくれた。

癌がからだからなくなったと同時に、

不安も恐怖も手術後はなくなりました。

 

私が抱えていた一番の問題は、

「長く生きられるか。」だったことに気づかされました。

早期のがんであっても、癌に変わりはありません。

乳癌であるということが、一番の問題でした。

 

逆に得たものは、1日1日のかけがいのなさです。

キャンサーギフトなんていいかたをする方もいますが、

決してギフトなんかじゃないし、乳癌になってよかったとも

思いません。

 

当たり前に来ていた1日は、当たり前ではないことを死を意識する

大病をして思い知りました。

 

癌になったことを一人で抱えていたのが苦しかった

身体的、経済的なサポートは、病院の方、家族、職場の方の

力をかりて克服できました。

 

しかし、癌になってしまった不安や

癌という病気に対する間違ったイメージに

苦しめられた時がありました。

未だに、自分が乳がんだったと言えていない人がいます。

「全摘したの?」

「身体の具合大丈夫?」

 

乳癌を告白することによって、

過度に心配されるのも、過度に同情されるのも嫌だからです。

こういった気持ちの吐露は、

同じ乳癌を患った友人に聞いてもらいました。

 

話を聞いてもらえ、共感してもらえたことで、苦しみが和らぎました。

 

体調が良ければ、問題も克服できることがわかった。

乳癌になってから、体調の変化に敏感になりました。

そのおかげで、ホルモンの影響なのか、

体調のすぐれない日もありました。

 

体調が悪いと、やる気も元気もでません。

風邪や腹痛など体調に変化があったら、すぐに薬を飲んで

体調の回復に努めるようになりました。

 

身体が元気であれば、ポジティブな気持ちになれる

癌患者でなくとも、人生に問題はつきものです。

明日が必ずくると約束されているわけではありません。

問題を越えていく人になりたいし、自分の子供にもそうあって欲しいと

おもいます。

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