先日、美容院で雑誌を読んでいたら、
乳がんについての記事がありました。
内容は、乳癌を経験した有名人の方や一般人の方が、
乳癌手術した病院を選んだ経緯について、
回答するといったものでした。
縁のある病院で手術したという意見が多かった
人間ドックで乳癌を見つけてもらった病院でそのまま。
息子が怪我で入院したことのある病院。
母の乳癌をみてもらった病院。
といったように、何かしら縁のある病院で手術した人が
多かったです。
セカンドオピニオン、サードオピニオンなど、
納得のいく治療を探して病院を選んでいる人が、
多いのかと思っていたので
意外でした。
手術先を決めて乳癌治療がスタートした。
とは言え、私も縁で手術する病院を決めた一人です。
家族はみんな健康だったので、人生の中で病院というものに
通ったことがありませんでした。
私が乳癌の宣告を受けたのは、ど田舎の小さなクリニック。
そこでは、乳癌の手術はできませんでした。
４０代くらいの男性医師は、
「大きな病院でもっと詳しく調べたほうがいいと思うけど、
どっか行きたい病院ある？」
健康体の人が、いきなり癌を宣告されても
何から始めればいいのかすらわかりませんでした。
そんな、ずぶの素人を見かねたのか、
「私の知ってる先生でよければ、電話しとくから。」
といって今の主治医を紹介してくれました。
そこから、わたしの乳癌治療がスタートしました。
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早期の乳癌は標準治療が確立されている。
早期の乳癌治療は、標準治療が確立されているので、
治療方法は、あまり変わらないと言われています。
ですが、手術する医師の腕や経験は、気になります。
「この先生で大丈夫だろうか？」
「手術ミスとかないよねえ。」
私の主治医は、ゴットハンドと呼ばれるような有名医師
ではありません。
主治医との初対面は、不安と緊張しかありませんでした。
質問にも答えてくれ、専門家ならではの意見を自信を持って主張してくれたのが良かった。
この先生に手術を頼んで大丈夫なのだろうか？
セカンドオピニオンに行ったほうがいいのではないか？
など、乳癌に対してなんの知識がなかったはじめの頃は、
全てが不安で疑心暗鬼になっていました。
同時再建をしたい自分と、２期再建を勧める医師と意見の食い違いも
ありました。
主治医が同時再建への理解を示してくれた時、
私自身も主治医の意見を受け入れることができました。
信頼関係は、何回か診察を重ねていくうちに出来上がることを
知りました。
乳癌の治療は、手術が終わってからも数年続く
主治医への信頼や相性が大切
主治医とは、手術が終わっても、経過検査、術後薬物療法など
により、長く付き合うことになります。
その度に、嫌な思いや不信感があっては、健康になれません。
病院選びは、自分で決めたほうがいい。
知り合いなどにあそこの病院がいいらしいわよと、
親切に教えてくれる方もいるでしょう。
しかし、治療を受けるのは自分です。
自分で納得して病院は選んだほうがいいです。
納得した治療ができれば、こころもからだも安定し、
早期に社会復帰できます。