乳癌はニュースでも話題のトピックです。
有名人の方の闘病ブログが、ネットニュースになったりもしています。
乳癌が世間で注目されている時期は、検診に行かれる方も多いようです。
私の乳癌発見も検診がきっかけでした。
見た目きれいなB婦人科病院と古くて寂れた建物のA病院でマンモグラフィーの検査を行った。
乳癌検診なのになぜ2つの病院に行ったかというと、はじめに行ったB病院の医師がいまいち信用できない診断をしたからです。
B病院医師「たぶん癌じゃないと思うんだよねー。また半年後に来て!」
え?多分って?癌かどうか今すぐわからないの?
そんな不安が拭えなかったので、セカンドオピニオン的にA病院で再度検査することにしました。
両方の病院でマンモグラフィーにより癌の疑いになった。
検査に行って何もなければ、いいのですが、
思いもよらず乳癌の疑いになることもあります。
私の場合、マンモグラフィーに1cmほどのしこりが写っていました。
マンモグラフィーの結果のカルテには、カテゴリー4に印がついていました。
検査結果を見た医師の表情は、一変します。
「超音波で見てみましょう。」
マンモグラフィーをしてくれた画像技師と何やら神妙な面持ち
で検査の準備に取り掛かっていました。
この時点では、まだ乳癌は確定してません。
あくまでも、疑わしいだけ。
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マンモグラフィーの次は、超音波エコー検査でさらに確認
マンモグラフィーは、「癌が疑わしいですよ。」
と言っていますが、本当に癌なのかは、はっきりしていません。
そこで、超音波エコー検査で、疑わしい箇所を見ていきました。
B婦人科病院の医師もA病院の医師も
「うーん。良性だと思うんだけど。」
「しこりも小さいし、経過観察でいいんじゃないかなぁ。」
超音波エコー検査でしこりが小さいと経過観察になる可能性がある。
マンモグラフィーは、「癌かもよ。」言っているのに、
超音波エコー検査をした医師は、
経過観察でいいという。
よく聞く話です。
もし、数ヶ月後、やっぱりがんだったら?
そんな不安な気持ちになりました。
経過観察は、医師の裁量によって決まる。
経過観察は、医師の経験にもとずいての判断です。
同じしこりを見ても、癌だと疑う医師もいれば、
良性だと思う医師もいます。
私の場合がそうでした。
B婦人科病院の医師→癌じゃない
A病院の医師→癌の可能性もあり。
運命の分かれ道だった。針生検。
しこりは、小さかったけど、血流があったので針生検をした。
超音波エコー検査をしながら、
A病院医師
「多分良性だと思うんだけど、気になるんだよね。
血流が。」
「このままじゃ、不安だと思うから針生検する?」
病院の作りは古く、全く混んでいない乳腺科でしたが、
先生は患者の気持ちを察するいい人でした。
A病院の医師の機転で、確定診断をすることになりました。
ここが私の乳癌発見の分岐点でした。
立派な病院にいい医師がいるとは限らない。
初めに検査に行った、B婦人科病院。
作りは立派で、診療を待つ人で混雑していました。
病院を見た瞬間に、経営が順調なのがわかります。
残念ながら、その病院で私の乳癌を見つけることは、
できませんでした。
細胞診の結果は、検体採取がうまくいかず判定不良。
B婦人科病院の医師は、
「判定がつかないときは、だいたい良性だから!」
「半年後にまた来て!」
セカンドオピニオンの重要さを痛感
もし、B婦人科病院の医師の言うとおりにしていたら、
今も乳癌に気づいていなかったかもしれません。
もし、見た目がイマイチだし、
評判も聞いたことない病院だからといって、A病院に行くのを
やめていたら、今も乳癌が体に残ったままだったかもしれません。
乳癌検診や疑わしい症状のあるときは、専門医に診てもらうことをお勧めします。
日本乳癌学会認定乳腺専門医のいる病院
日野原記念クリニック(旧聖路加国際病院サテライトクリニック)(東京)
四谷メディカルキューブ(東京)
茶屋町ブレストクリニック(大阪)