シングルマザー43歳。左胸ステージ1 ルミナルA  右胸ステージ0 両側乳がんで両胸全摘になりました。

早期乳癌体験ブログ

乳がんと診断されたら 乳癌の治療体験記 乳癌治療前検査

乳房全摘、乳癌治療、私の場合はこうでした!

更新日:

乳癌の告知から約1年が経とうとしています。

告知当初は、

どんな風に治療が進むのか?

いつから仕事ができるのか?

わからないことだらけでした。

 

そこで、告知当初から回復に至るまでの全体の流れを書いてみたいと思います。

まずはじめは、精密検査から

手術する病院が決まると、手術を行うための術前検査をしました。

内容は、

  1. 乳房内の広がり具合
  2. しこりの大きさの確認
  3. 対側の乳房にもがんが存在しないかの確認
  4. 手術に耐えられる体かどうかの確認
  5. 乳房以外の場所に癌が転移していないかの確認

などを、MRIやPETCT、血液検査、肺活量の検査

によって確認しました。

 

手術をする医師との初診の次に行ったのが精密検査

乳がんの告知から、手術をする総合病院の乳腺外科に診療が移りました。

初診は、紹介先より受け継いだ、マンモグラフィーと細胞診の結果を踏まえ

今後の治療について軽く触れた程度の話で終わりました。

「早期のがんです。

MRIにて癌の広がりを確認し、乳房温存か全摘かを確認します。

また、PET/CTで他臓器に転移がないかの検査もします。」

ということで、一週間後、MRIとPET/CTによる精密検査をしました。

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乳がんの手術前に行った精密検査

  • 手術前の癌の広がりを見る検査→乳房MRI
  • 全身に癌が転移していないか見る検査→PET/CT

乳房MRIの感想

検査時間 約30分

乳房の撮影は、うつぶせで行われます。

工事現場のようなカンカン、キーといった、大きな音がなるので、

ヘッドホーンをつけて、騒音を緩和しました。

MRI検査は、不快?!

MRI を受けるのが初めてだったので、どんなものか事前に予習しようと

ネットで検索すると、

「閉所恐怖症の人は、発狂したくなる!」

「工事現場のような騒音が不快!」

などというネガティブな意見ばかり。

そのせいで、検査当日も落ちつかず逃げ出したくなる気分でした。

乳房MRIは造影剤をいれて検査する

磁場発生中!!

と書いてある部屋へ通されました。

体に金属があるとMRIは受けられません。

カラーコンタクト、タトゥーもNGです。

ペースメーカーのみならず、ヘアピン、腕時計などしていないか、

入念に質問されました。

検査着に着替えると、造影剤を入れるための管を腕に通します。

検査の体勢は、うつぶせ寝

いよいよ、撮影です。

筒のような機械の前には、乳房が入る穴が空いた台が置かれていました。

「検査着を開いて、乳房を穴にいれてうつぶせに寝てくださーい」

初めて受ける検査なので、緊張しながら指示どうりうつぶせになりました。

看護師 「検査中音がかなり大きいので、ヘッドフォーンをしますね。」

台が筒の中に入って行きました。

部屋には、だれもいません。

看護師さんより事前に

「気分が悪くなったら、右手にスイッチを置くので押してくださいね」

と言われていたので、我慢できなくなったらスイッチを押すぞ!という気分で撮影に挑みました。

MRIの大きな音について

かすかにヘッドフォーンから、癒し系の音楽が流れていましたが、

それをも超える音なので、音楽は気休め程度。

カンカンカン、キンキンキーン

いろんなタイプの音が発生します。

しかし、この音がかえって、気をまぎらわせてくれました。

「結構大丈夫!」

むしろ、何も鳴っていないと、放置されているようで不安になります。

うつぶせ状態も決して快適なものでもなかったですが、

30分は意外に早く過ぎました。

 

後日、乳房MRIにより、別乳房にも小さなガン?を発見?!

精密検査前に行った、2度のマンモグラフィー、2度の超音波検査で、

何の指摘のなかった右側乳房にも、がん細胞のようなものが写っていたと、

先生から連絡がありました。

乳房MRI検査は、癌の広がりを見るために行うものですが、マンモグラフィーや

超音波検査で見えなかったものが見えてくるようです。

PET/CTは、被爆するの?!

初期のガンということもあり、先生いわく

「まあ、転移なんてしてないと思うけど、一応PET/CTも受けてみて」

みたいな感じでした。

「それが、この病院の方針なんだろうなあ。」

なんて思いながらPET/CTを受けることになりました。

 

先生 「PET/CTを受けたら、その日は、小さなお子さんを抱っこしたりするのはできるだけ控えるように。」と言われました。

心の中で、「なにそれ?被爆するの?そんな検査やだなー。」

という気持ちと、「その検査でがんが増えたりしないの?」という不安も芽生えました。

先生「被爆って言っても、尿で放射線物質は排出されるから、体内に残らないので大丈夫ですよ。」

とのことでした。

何年か先の体より、今ある癌の治療を優先するべく、PET/CTを受けることに

納得しました。

PET/CT検査前は、6時間絶食する

検査当日、6時間前から絶食。(糖分を含まない水、お茶はOK)

造影剤を投与してから、1時間くらい全身に薬が行き渡るよう、

薄暗い部屋で休みます。

その後、PET/CT撮影へ。

撮影時間は30分くらい。

撮影後、被爆の線量が下がってからでないと帰宅できないため、

30分ほど休んで、検査終了となりました。

PET/CTの注意点として、医師から言われたこと

  • 尿で放射線物質は排出されるので、体内に残ることはない。
  • 検査当日の子供への過度なスキンシップは避けること

PET/CT検査の注意点

線量自体に問題はないとは言いつつも、スキンシップ禁止やら

放射線の数値が下がるまで帰宅できないとか、矛盾してない?と思うようなことも。

PET/CTは、癌が発見される可能性のある人に向けた検査であって、

健康な人が、頻繁に受ける検査ではないなあと思いました。

検査が一通り終わると、治療方法が決定する

検査結果が出ると、それを参考に全摘か温存かなどの希望の手術方法を決定しました。

この決定は、医師ではなく自分で行います。

 

この間は、治療方法を選択するため乳がんについて必死に勉強した時期でもありました。

診察前は、診察で質問するため予習し、診察後は、主治医に言われたことを理解するため復習しました。

 

その時お世話になった本

患者さんのための乳がん診療ガイドライン 2016年版

この時期は、今後を左右する大切な時期でもあります。

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手術入院に備え、休職する。

手術前も2週間に1回くらいのペースで診察や検査のため仕事をやすんでいました。

 

あらかじめ手術1週間前から休みをとっていましたが、

手術の日がずれ込んだため手術前3週間から休職する羽目になりました。

 

この辺は、職種や職場の環境にもよると思いますが入院前日まで働くことは可能だと思います。

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告知から1ヶ月半で手術

乳癌の告知を受けてから1ヶ月半で両側乳房の全摘手術をしました。

入院期間は、5泊6日。

ドレーンが抜けた翌日に退院になりました。

 

退院1週間は、うでが上がらず

退院してから1週間は、胸をかばうため、歩くのもゆっくりでした。

肩より上には、腕を上げられませんでした。

洗濯物などをしながら、徐々にリハビリをしていました。

 

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退院2週間で車の運転など、ほとんどのことができるようになる。

退院して2週間ぐらいになると、腕も上がるようになり行動範囲も広がりました。

退院3週間目で仕事復帰

退院3週間目になると、体調も回復し仕事もできるようになりました。

しかし、疲労度はいつもの倍以上。

疲れやすかったです。

 

仕事復帰の必需品。

ワコール リマンマ 術後の胸にやさしいブラ WI
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手術から1ヶ月経つと胸の痛みもなくなり、ブラトップも着用できるようになる

退院してからの下着は、体の締め付けがないものしか

着用できませんでした。

手術から1ヶ月経つと、アンダーバストにゴムの入ったタイプの

ブラトップも着れるようになりました。

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退院1ヶ月で入浴許可

退院後は、残した乳頭の壊死を防ぐため、入浴はシャワーのみでした。

1ヶ月が経ち、乳頭の状態も落ち着いてきた頃、

主治医から入浴の許可がおりました。

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病理結果から、術後の薬物療法が決まりました。

私の場合、タモキシフェンを毎日1錠飲むことになりました。

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術後半年で乳房再建外来を受診

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聞かれました。

乳房再建を希望すると、形成外科の先生を紹介されました。

初めての再建外来では、胸の写真を撮りました。

皮膚の状態をみながら、再建の手術日を決めていくそうです。

乳癌手術から9ヶ月、3ヶ月に1度薬をもらいに診察にいく。

初期治療は、ひと段落し、

あと約4年、3ヶ月に1度、乳腺科に通う予定です。

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治療が落ち着くと生活改善に目を向けるようになる

治療がひと段落してきたあたりから、

運動や睡眠、入浴に気を使うようになりました。

常備薬を飲んでいるので、風邪などで薬を増やしたくないです。

 

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