シングルマザー43歳。左胸ステージ1 ルミナルA  右胸ステージ0 両側乳がんで両胸全摘になりました。

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死について語ることで今やるべきことがみえてくる。

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「最近デスカフェなるものが、注目されている。」と新聞の記事で読みました。

デスカフェは、世界中で開催されているそうです。

デスカフェってなに?

カジュアルに死について語る会のこと

デスカフェ?デスノートみたいな漫画?というくらい聞きなれない単語ですが、デスカフェとは、お茶や食事をしながら近況報告と同じような感じで、死について語りあう会だそうです。

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死について話すなんて暗くない?

今まで40数年生きてきて、お茶や食事をしながら、自分の死について話したことなんてありません。

死ぬこと自体漠然としていたし、自分や家族が死ぬことなんて考えたくもなかったです。

 

お金や宗教と同じで死に対する話も、タブーだと思っていました。

 

見ず知らずの人と、カジュアルな感じで死について語り合う場が人気なわけ

デスカフェに集まる人は、終活を行っている60代以上の方々なのかと

思っていました。

しかし、記事によると、10、20代のデスカフェもあれば、

30代から60代の広い年齢層があつまるデスカフェもあるそうです。

 

場の雰囲気は、死という思いテーマから想像するようなものではなく、

お茶をすすりながら、笑いも出るようなポジティブな空間みたいです。

 

デスカフェの最大の魅力は、他人の死についての考え方を知ることや、

自分の死に対する考えを話すことで、今自分がやるべきことがみえてくることだと言います。

 

乳癌になって生まれて初めて自分の死を意識した。

 

私も死について語ってみたいと思います。

 

私は、いままで44年間大きな病気、大きな怪我なく過ごしてきました。

家族も皆健康です。

お葬式も片手で数えられるほどしか行ったことがありません。

 

そんな死とは無縁な環境だったから、自分に死がおとずれることなんて

想像もしていませんでした。

 

それが、43歳の1月、急変しました。

 

「検査結果は、悪性です。乳癌です。」

医師から告げられた言葉は、今でも鮮明に覚えています。

しかし、どうやって帰ったのかは覚えていません。

 

「私、死ぬの?」

 

その時、生まれて初めて、自分が死ぬことを考えました。

 

幸いステージも低く、命にかかわるような状態ではありませんでした。

それは、崖から突き落とされそうになって、かろうじて木に引っかかって助かった状況に似ています。

 

手術前の主治医の態度から、早期がんでも、決して侮っては行けない状況であることも感じました。

治療の決断は、爆破装置のコードを慎重に選んでいくようなものでした。

 

「命拾いした。」

手術が終わってからの感想です。

 

死ぬかもしれない体験をして無くなった4つのこと

乳癌を経験したことで、以前とは違う自分がいます。

いつ死ぬのかわからないけど、いつか死ぬ。

 

それを知ったことで、

  • 他人の目を気にしなくなりました。以前は、他人の評価を気にしていた。
  • 未来への不安もなくなりました。以前は、老後の心配があった
  • 不満や愚痴がなくなりました。以前は、仕事の愚痴や不満を感じていた。
  • 物欲がなくなりました。以前は、服や家電などの物欲があった。

逆に得たものは、

いまある日々を幸せに思えるようになったし、1日1日を大切に過ごせるようになりました。

 

どれだけ生きるかよりも、どう生きていくかに心が変化した。

健康に気を使っていても、病気にはなる。

安全に気をつけていても、事故は起こる。

乳癌の経験は、常に死と隣り合わせで暮らしていることを、教えてくれました。

自分にも、こどもにも、挑戦したいことにチャレンジし、充実した日々を積み重さねた人生を送ることを望みます。

死について話すことは、今を生きるヒントになる。

死について話す機会は、まったくといっていいほどありません。

死について勉強する機会もありません。

死というものは、寂しくて辛い経験ですが、誰にでも訪れます。

 

子供ともポジティブに死について話してみたいとおもいます。

それは、生きるヒントになるからです。

大人もよみたい死をテーマにした絵本

 

悲しい本 (あかね・新えほんシリーズ)

 

いつもだれかが…

おじいちゃんがおばけになったわけ

 

体質改善したくて、入浴方法を変えてみた。

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