乳がんの治療期間は、ステージによって違います。
治療が長引いたり、副作用が重い場合は、休職しなければならないことも。
私は、乳がん全摘手術の時、約2ヶ月間休業しました。
ステージ1の乳がん患者さんにしては長い方だと思います。
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職種によって休業期間も違う。
がんのステージや治療内容が同じでも、職種によって休業期間がかわることがあります。
乳房再建の形成外科の先生曰く
「デスクワークなら、退院後1週間ほどで仕事を開始できますが、
保育士さんや看護師さんのように、重いものを持つお仕事は、術後1ヶ月は休業してください。」
とのことでした。
乳がんになって実感した貯金の重要性。
2ヶ月間休業したので、2ヶ月間無収入になりました。
1ヶ月にかかる生活費は、20万円ほど。
無収入期間は、40万円の赤字です。
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収入の途絶える不安と怖さを味わう。
乳がんの手術が終わって、健康を取り戻した嬉しさはありました。
「これで長生きできるんだわ。」
胸も失いましたが、悲壮感は全くなかったです。
しかし、金銭的不安はありました。
2ヶ月間無収入。
「子供の養育費もかかるし、家のローンも払わなきゃならない。
やばいな。」
そんな時、役に立ったのは万が一のためにしていた貯金です。
万が一のための貯金っていくら必要?
生活費の6ヶ月分
今後の人生、もうがんにはなりたくないし、健康でいたいです。
しかし、まさかが絶対に起こらないとは限らない。
現に、がんとは無縁の家系でもがんになりました。
病気などで収入が途絶えた時のために必要な貯金の金額は、
生活費の6ヶ月くらいを目安にするといいそうです。
我が家の場合
20万円×6ヶ月=120万円
120万円は、いつでも引き出せるお金として、持っていたい金額です。
突然休業を余儀なくされ、貯金を切り崩さなければならない生活を実感した。
乳がんの経験は、突然やってきました。
これから先、年齢を重ねていく上でどんなことが起こるかわかりません。
私の周りでも、脳梗塞になって休業している50代の独身女性がいます。
どんなに仕事をバリバリこなし、経済的に恵まれていたとしても、
病のせいで、突然休業を余儀なくされ、貯金を切り崩さなければならない生活になってしまうこともあるんだと実感しました。
家計を見直す良い機会になった。
今後の予期せぬ事態に備えて、今から家計の見直しを行った方がいいと思うようになりました。
なぜなら、私には後2回、乳房再建の手術が残っています。
そのときも、休業しなければなりません。
1ヶ月無収入になります。
「無収入なのに、医療費はかかるし、生活費もかかる。」
なんとか乗り切らなければ。
住宅ローンなどの固定費は、すぐに削減できなっかたので、
スマホ料金を格安スマホに変更しました。
IIJmioにすることで、通信費が3分の1に減りました。
月々1万円かかっていたスマホ料金が、3000円になったので、
7000円多く貯金できるようになりました。
格安スマホでも十分。ネットも早いし、電話もできるし、ドコモの回線を使用しているので電波も届きます。
おすすめです。
話題の格安SIM。シミュレーションで節約料金をチェック/IIJmio
生活費の6ヶ月分の貯金は、貯金専用口座に入金する。
貯金をする口座は、カードなどの引き落とし口座とは別にしています。
貯金専用口座は、入金専用。
引き出すのは、休業による無収入時、医療費の支払いなど家計でやりくりできなくなった時だけにしました。
緊急時口座です。
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支払った医療費が多くても、お金に感謝する。
がんになって予定外の支出が増えました。
30代に描いていた人生設計に「乳がんになる。」は、ありませんでした。
欲しいものを買っているわけではないのに、お金が減っていくというのは、悲しいものです。
ましてや、生活が苦しくなる。
だけど、お金のおかげで健康を取り戻し、治療を続けられます。
お金に感謝です。