乳がん手術をする病院を決める際、参考にしたのは、乳癌手術の件数が多い病院でした。
昨日の新聞に、
「食道癌。手術件数の少ない病院で死亡率2.6倍」
という記事が掲載されていました。
内容は、食道癌は、肺や心臓が近いため難易度が高い。
手術後の合併症も多いので、術後の管理にスタッフが熟知している必要がある。
これらの理由から、経験の少ない病院だと死亡率が2.6倍高かった
というデータが出たそうです。
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医師の腕のみならず、看護師の経験も重要。
ゴットハンドとか、その道のエキスパートといって名医を紹介しているテレビ番組などを目にします。
自分が手術するなら、腕のいいお医者さんに手術してもらいたいと思うのは、誰でも思うことです。
今回の食道癌の記事でコメントしていたお医者さん曰く
「食道癌のケアに対する看護師の経験も死亡率に反映されている」
と書かれていました。
乳がんの手術についても同じように考えられると思います。
確かに、手術直後は、頻繁に病室を出入りして私の術後の様子をチェックしていました。
「痛みはどれくらいですか?」
「ドレーンの排液量確認しますね。」
仕事とはいえ、献身さに頭がさがる思いでした。
つい医師の腕に注目が集まりますが、手術件数が多いということは、
まわりのスタッフも多くの経験を積んでいるんですね。
そういう目線で、病院選びをしていなかったので、参考になりました。
手術件数の多い大病院で手術する方がいいの?
食道癌のケースは、年間30件以上と、年間3件の病院の比較だったので、さすがに、年間3件しか手術していない病院で手術するのは勇気がいりますよね。
大きな病院になれば、乳腺外科医の人数も多いですし、経験の浅い先生からベテランな先生まで様々です。
結局は、そこそこ手術経験の豊富な医師と術後のケアに慣れている看護師がいて、スタッフ全体が連携のとれている病院で手術するのが一番の理想です。
こればっかりは、入院する前にはわからないので微妙なところですが、
手術件数が極端に少ない病院は避けたほうがよいかなと思いました。
病院選びの際は、ホームページや本を参考に手術の実績を確認する。
よくも悪くも、手術件数は病院を選ぶ上で、大切な判断材料になることは間違いありません。
手術や治療実績は、病院のホームページで確認できることが多いです。
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自分の考えをしっかり伝える。
医師との相性が最優先ですが、手術までに会う機会も少なく、
信頼関係を築くまでにはいきません。
医師の方針と自分の考えがすれ違うこともありました。
がんの場合、ある程度の予想をつけて手術しますが、最終的な病理結果が出るまでは治療方針も決まりません。
主治医は、予想できる範囲で最善をつくす案を提案してくれましたが、
それでも納得するまでには時間がかかりました。
疑問やもやもやは、絶対に解決させて手術に臨んだ方がいいです。
手術実績も大切ですが、自分にあった病院なのかも重要です。
なにか違うとおもったら、セカンドオピニオン、サードオピニオン
してみることも大切だとわかりました。