このブログは、2016年に乳癌の告知を受けてから、乳癌の勉強と気持ちの整理のために始めたブログです。
世間では先日亡くなられた小林麻央さんのブログに多くの感動や勇気をもらったと報道されていますが、
私も名前は忘れましたが、幾つかの患者さんのブログ記事や体験談に勇気付けられました。
乳癌になって感じた孤独をブログを書くことで乗り越えた。
癌の告知を受け真っ先に感じたことは、孤独感です。
癌=死=気の毒な人
うまく説明できないんですが、家族に弱音を吐けば心配されるし、友人に告白すれば大げさになるし、
自分の気持ちと周りの反応がズレすぎて、誰とも感情を共有できない。
自分だけが周りと違う世界で生きているようで、いままで経験したことのないような孤独な世界に入ってしまいました。
「この気持ち吐き出さないと壊れるぞ!」
そう思って、ブログに憤りや思いの丈を吐き出しました。
書いても誰かに慰められることはありません。
それがかえって気楽に自分の気持ちを自由に吐き出させ、心のバランスを取り戻せるきっかけになったんだと思います。
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乳癌治療の勉強に役に立った
乳癌を告知されると1ヶ月くらいで手術をすることになりました。
その短い間に、主治医から治療方針の説明や治療の選択を迫られます。
主治医の話す内容は、専門用語がずらりとあり、何を言っているのか理解できないことだらけ。
意味わからずにじゃあ先生の言うとおりでお願いします。
でも治療は進ますが、こんなはずじゃなかったと後悔したくありません。
そこで、自分が疑問に思ったこと、ガイドラインや本を読んで理解したこと、結論をブログ上で整理しました。
ブログの良い点は、
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間違っていればすぐ書き直せる
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ネットと繋がっているので調べたいことや調べたことをすぐ書き写せ、リンクが張れる。
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書いてすぐに保存される
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ページ数が無限大にかける
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後から見返すのが簡単
がとても便利でした。
この作業のおかげで、治療を理解し、納得のいく治療を受けることができました。
関連記事 乳がん早期発見の分かれ目!やってよかった検査、無駄だった検査
同じ状況の方がいるかもしれないということが支えになった。
ブログを始めた当初は、備忘録と感情整理のためでした。
最近は、ブログのアクセス数も増え、検索にヒットして、このブログを見てくださる方もいるようです。
参考になっているかどうか考えると心苦しいですが、勝手に同じ状況の人かな?と思えるだけで
一人じゃない仲間意識と認められている感じが支えになります。
思ったより乳癌の治療は長くかかるので、過去を見返すことが自分のために役に立っている。
私の乳癌の治療は、乳癌全摘手術で終わりません。
最近では乳房再建の手術もしました。
そんな時、「前回入院の時。何持っていったけ?」
「前回入院期間何日だっけ?いくらかかった?」
全てブログに書いてあります。
スマホやpcがあれば、いつでもどこでもブログを観れます。
過去の記録が役にたっています。
ブログってどうやって始めるの?
有名なブログサービスはアメブロですが、それ以外にも無料で始められるブログサービスはたくさんあります。
なかでもJUGEM(じゅげむ)
は、ブログのカスタマイズが豊富で、無料で作成することもできますし、
月額300円で広告非表示にすることもできます。
始めるにあたっては、会員登録すれば、すぐに始められます。
患者さんが始められたブログの多くは、誰かを感動させたくて始めた訳ではないと思います。
自分の気持ちを整理する場所として始めたブログが他の人の目に止まり、共感を読んだり参考になったりしていくんですね。