シングルマザー43歳。左胸ステージ1 ルミナルA  右胸ステージ0 両側乳がんで両胸全摘になりました。

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乳がんの病院選び 乳癌の治療体験記

治療の選択に迷ったら、なんのために治療するのか考えてみる。

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乳癌治療も1年半が経とうとしています。

私の現在の治療は、

タモキシフェンと脂肪肝の薬を毎日飲む。

乳房再建の為、両胸にエキスパンダー挿入中です。

 

体の状態は、すこぶる健康でどこも痛くも痒くもありません。

なのに、薬を飲むなんて。

あまりに無症状なので薬を飲み忘れそうになる日々です。

 

振り返れば、この1年半は選択の連続でした。

 

乳癌の治療は、手術、薬物療法、放射線治療が基本です。

ですが、手術ひとつとってみても、

温存、全摘、乳頭温存、最先端医療、同時再建と選択肢が

たくさんあります。

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治療の選択に迷ったら、なんのために治療するのか考えてみる。

乳癌の告知をされ、精密検査の結果が出ると、

手術についての選択が迫られます。

ステージが低く、癌の範囲が小さければ小さいほど

選択肢は多くなります。

  • 温存
  • 全摘
  • 乳頭温存
  • 同時再建
  • 先進医療の日帰り手術

関連記事 乳がん治療1年間の流れをまとめてみた。

どんな手術をしようとも、完治したい。

選択肢が多い分、本来の目的を見失いそうになる瞬間がありました。

「全摘で胸を失うなら、温存がいいんじゃないか?」

そう思った時もありました。

 

「形は変形するけど、温存できる可能性は残されている。」

そんなことが頭をよぎりつつ、

本来の1番の目的はなんだっけ?

乳癌を一刻も早く、取り除きたかったんじゃないの?

いろんな提案を見せられ、重要な決断が迷わされ、

いつの間にか、いかにして得するかという方向に向かいそうになりました。

選択肢はたくさんあっても、癌を一刻も早く取り除くという

目的は一つです。

結果、最短で手術ができる乳頭温存全摘手術を選びました。

 

薬物療法って本当に意味あるの?

今飲んでるタモキシフェンは、再発予防のための薬です。

高血圧の薬なんかと違って効いているのかどうかは、

再発の有無でしか確認できません。

 

特に、副作用があるときは、飲まなくてもいいんじゃない?

って思う瞬間もありました。

「医者を信じて大丈夫なの?」

話変わって、子供の足の裏にウイルス性のイボが2個

できました。

1件目の皮膚科では、

「1年くらい治らないと思ってください。」

といわれ家で毎日塗る薬を渡されました。

 

1年も通院するのかと思い、別の皮膚科に診てもらいに行きました。

そこでは、

「ちょっと痛いけど、凍結治療でイボを焼きましょう。

でも1回では治りません。数ヶ月くらいかかると思ってください。」

と言われました。

 

ですが、子供が相当痛がったので、次回通院は断念しました。

最後の砦で、市販薬のイボコロリを使ってみました。

 

すると、3日で1つ目がポロリと取れ、

2週間経った頃には、両方とも綺麗に治りました。

2件の医者の治療方針ってなんだったの?

イボが自己流で治った経緯から、医者を信用するのもどうかな?

という考えが植え付けられそうになりました。

 

話は戻って、

「で?なんでタモキシフェン飲むんだっけ?」

「乳癌の完治を目指したいからでしょ。」

ここで、イボの時のように、他の方法でも効果あるんじゃないかと食事療法やほかの代替療法に目を向けそうになりましたが、確実なデーターないし、再発したら後悔します。

目的は完治。

そのためには、確率が高く効果が立証済みな方を選択するほうが懸命です。

 

だから、5年間の薬物療法を選択しました。

 

乳癌の治療は、選択の連続。

今は、乳房再建の真っ只中。

次の選択は、胸の大きさをどうするか?

その次は、インプラント入れ替えの時期をどうするか?

その次は、乳頭乳輪をどうするか?

その次は、脂肪注入はどうするか?

 

まだしばらく選択は続きます。

迷ったときは、なんでそれをするのか。

目的から逆算して決めていこうと思います。

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