シングルマザー43歳。左胸ステージ1 ルミナルA  右胸ステージ0 両側乳がんで両胸全摘になりました。

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乳がんと子育て

乳癌手術後の育児でやめてみたこと。

更新日:

1年前に乳癌全摘手術、2ヶ月前に乳房再建の為のエキスパンダー手術をしました。

2回の手術は、出産の陣痛に比べれば、それほど大変なことではありませんでした。

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乳癌手術後の育児ってどうしてるの?

子供を抱っこするのはいつからできるの?一ヶ月間抱っこやめてみた。

乳房の手術は、腕の働きに影響するため、術後重いものを持てないなどの制約があります。

 

全摘手術をした当時は、娘は4歳。

入院から1週間ぶりに家に帰ってきて、真っ先に

「抱っこしてー」

と言われました。

 

私の場合、両方の胸を全摘しているので、腕も上がらない、

2リットルのペットボトルが持てない状況だったので、

当然抱っこもできません。

 

「ママおっぱい切ったから、まだ抱っこできないんだあ。ごめんねえ。」

といって我慢してもらいました。

 

この期間は、食事の買い物もやめて、ネットスーパーにお世話になっていました。

こんな便利なものが世の中にあったなんてと感動です。

 

術後2週間から1ヶ月位経つと、腕も動かせるようになり、

重いものも持てるようになってきます。

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お弁当作ったり、プールに遊びに行ったりは、わりとすぐできるようになる。

肉体的なものは、1ヶ月もすれば回復してきました。

子供のお弁当を作ったり、プールに遊びに行ったりすることは

割とすぐできるようになりました。

子供の心のケアは、どうしてる?

包み隠さず、状況を話すことで乗り越えた。

ママが病気で入院するなんて、子供にとっては大問題です。

いつもそばで、お世話してくれていた人が家に帰ってこない。

 

こどもの心には、不安や寂しさ、悲しさが広がっていたと思います。

「ママが入院してる時、寂しくて泣いちゃった。」

退院してから2ヶ月経った今でも、時々ポロリと、当時の寂しさを口にします。

 

また、いつか突然ママがいなくなるんじゃないかという不安が

彼女にはあるようです。

「そっか、さみしかったねえ。これからはずっと一緒だよ。安心していいからねえ。」

と話すと、納得したのかケロッと遊び始めました。

ママの入院が、子供の心の中には、深い傷となって残っている。

普段は、元気でわがままに過ごしているおてんばな娘ですが、

怒られるとなぜか、入院中ママがいなかった夜のことを思い出すようです。

「あの時は、毎日さみしかった。ママ私のこと嫌いなの?」

ママが怒る=自分のことが嫌いに結びつけてしまうようです。

 

「嫌いだったら怒らないでほっとくよ。子供なんだから間違えたり悪いことしたり、わからないこといっぱいあるでしょ。

それを教えるのがママの仕事なんだよ。」

そう話すと、入院中ほっとかれていたと思ったのか、

「入院中、ママがいなくてさみしかったんだから!」

と事あるごとに、入院中の話を出してきます。

そして、また、今は元気で毎日一緒に過ごしているよね。

と諭すと、またけろっとして何もなかったかのように遊び始めます。

 

「え?今怒られたことわかったの?話題すり替えるの上手すぎでしょ?」

子供は悪いことはわかっているんだけど、改めて言われると素直の認められず、自分を守る傾向にあるんだなと感じました。

 

彼女は、怒られる=否定されたになり、そのやりきれない感情から

入院中の寂しさを思い出し、私の愛情を確認しているんだと思います。

6歳になり知恵がついて、いろんな感情を見せ始めました。

入院中の感情が心に大きく残っていることは確かです。

 

叱り方に工夫が必要だと日々、親も学ばせてもらっています。

治療、仕事、育児としなければならないに縛られてた。もうほどほどでいいじゃん。

子育て重視。家で仕事するのをやめてみた。

いい親よりも大切なこと ~子どものために“しなくていいこと"こんなにあった! ~

ひとによって価値観は違いますが、私の場合、乳癌になって明白に

こどもが一番大切だと感じています。

 

それまでは、仕事優先の考え方でした。

仕事=子供の幸せにつながると思っていたからです。

 

しかし、仕事優先になれば、その分子供と過ごす時間は減ります。

人生いつ死ぬかわからないのに、こどもと一緒に過ごす時間が少ないなんて絶対後悔するな。と思いました。

 

それ以来、こどもがいる時間帯は、家で仕事をするのをやめました。

親も子供と一緒に成長していく。子供に成長を求めるのをやめてみた。

つくづく、自分のことをダメな母親だなあと思います。

最近では、

「8時半に寝るって決めたのに、なんでまだ遊んでるですか?」

娘:「まだ、長い針が6になってないもん。

6になったらねるよ。」

「6になってから、歯を磨いたり、おトイレ行ったりしたんじゃ、

6にねれないでしょ。」

8時半になり遊ぶのをやめ、歯を磨きトイレにも行きました。

時計は、8時40分になってます。

 

「8時半に寝ると決めたのに、長い針は8になってますよ。」

娘いわく、

「一生懸命やってるのに、ママはなんで文句ばかり言うの!」

と泣いて訴えてきたのには、ハッとしました。

 

確かに娘は、私の言うことを彼女なりに頑張って行動していました。

まだ6歳、一つやるにしても、大人のようにスムーズにいきません。

来年小学校に上がるという親の焦りから、なんとか時間どうりに行動させようと先回りしていたことが、よくなかったんだと気づきました。

 

「ごめんね。ママが悪かった。一生懸命やってるよね。」

45歳になっても、まだまだ気づいていないことがたくさんあるし、親になって6年目、素人同然なんだなあと痛感させられました。

 

子供に成長して欲しいと思い日々過ごしていましたが、

自分の成長の足りなさを先になんとかしなきゃダメでしょ。

と反省しました。

 

乳癌にならなかったら、こんなささいなことにも気づいていなかったかもしれません。

闘病に勇気をもらった!励まされたは、がん患者を孤独にさせる。

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