シングルマザー43歳。左胸ステージ1 ルミナルA  右胸ステージ0 両側乳がんで両胸全摘になりました。

早期乳癌体験ブログ

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乳がん早期発見の分かれ目!やってよかった検査、無駄だった検査

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連日のように、有名人の癌告白ニュースが話題になっています。がんにかかった方は、年齢も30代から80代と広範囲です。

誰もが、がんにかかる可能性が有る

がんになった有名人のインタビューを聞くと、

みんな口々に

「まさか?わたしが‥」と

おっしゃっているのが印象的でした。

 

実際、私もそうでした。

 

癌を早期発見するには、適切な検査が大事!

そんな、がんに対する意識が世間的に高まってるいるのか、

朝の情報番組で、いい病院の見分け方なる特集をしていました。

興味深かったので、観てみると、

 

悪い病院の例として、

甲状腺癌の30代の男性の方が、

首に出来たしこりを良性と判断され

無駄な検査に一年も費やしたという内容でした。

 

その総合病院は、

MRIに3ヶ月待ち

レントゲンに1ヶ月待ち

良性診断

体に倦怠感が発生

再度受診するも3ヶ月の経過観察

医師への不信感から転院

1ヶ月で2つの検査のみ 悪性診断

前の病院でやった検査の無駄を指摘される。

手術

2年に1回の検診で、再発なし

 

男性いわく、

無駄に過ごした時間のせいで、

ステージ3に進行してしまったのではないか!と

後悔されていました。

患者さんのための乳がん診療ガイドライン 2014年版

乳がん早期発見でわかった。無駄な検査

私もこの男性と同じように、

癌を見過ごされそうになった経験があります。

その時感じたことは、

専門外の医者は、かたっぱしから検査をする!

 

乳癌の早期発見につながらない無駄な検査もしました。

 

乳がん腫瘍マーカー、血液検査は無駄だった!

婦人科で受けた、乳がんマンモグラフィー検診で

要精密検査になりました。

 

その後同婦人科で、癌と確定するために、

血液を採取し、

乳がんの腫瘍マーカーと、

白血球の値をみる血液検査をしました。

どちらとも正常値。

これらの検査から、癌を疑うことはできませんでした。

 

乳がんの腫瘍マーカーは,再発した乳がんに対してその治療が効いたかどうかを知りたい場合に,よい指標となることがあります。しかし,乳がん手術後の再発の有無をチェックすることや,乳がん検診としての乳がんの早期発見には役に立ちません。

乳がんガイドラインより

 

後日わかったことは、乳腺を専門とする医師なら、

早期がんに、腫瘍マーカーと血液検査が、

無意味なことは常識でした。

 

未熟な手技の細胞診は、無駄だった!

しこりが、良性か悪性かを判断するのに、

最も重要なのが、

組織診と呼ばれる検査です。

 

その名のとおり、しこり内の細胞を採取し、

顕微鏡で細胞が、癌なのか良性なのを検査します。

この検査で、癌かどうかが確定されます。

 

細胞診は、細い針の注射でしこりの細胞を採取します。

麻酔は、行いません。

麻酔をしなかったら、細胞診と思っていいと思います。

 

細胞診は、針が細いので、検体採取がうまくできないことも

婦人科の医師は、悪性か良性かを判断する手段として、

超音波を見ながら、しこりに注射器を刺し、

細胞を採取しました。

 

これを医学用語で、細胞診といいます。

しかし、1週間後に出た検査結果は、

検体エラー。

結局、癌かどうかはわからず。

 

その医師が言った言葉は、

「検体エラーの時は、だいたい良性だから!」

「半年後にまた来て!たぶん悪いものじゃないと思うよ!

 

しかし、私は、検体不適正と書かれた

検査結果を見た医師の

「まずい!」

といった表情を見逃しませんでした。

 

女のカンで、

「この医者!保身に走ってその場を取り繕ったな!」

そう感じました。

翌週、乳腺専門のクリニックで、

再度マンモグラフィーから検査をやり直しました。

 

私の場合、無駄にしたのは2週間ほどですみましたが、

もしあの時、ダメ医者の言うことを信じていたら、

今でも、がんは、放置のまま。

手術は終えられていませんでした。

 

乳がん早期発見!命を救ってくてた検査

 

乳腺専門機関によるマンモグラフィー

マンモグラフィ検診は,しこりとして触れる前の早期乳がんを発見できる可能性があり,欧米では乳がんによる死亡者数を20~30%減少させたと報告されています。

 

わたしのしこりは、1CMほどでしたが、

医師が触ってもわかりませんでした。

自分で気づくには、1.5〜2CMくらいにならないと

わからないとも言われています。

 

自分でしこりに気づく頃って、

ステージ2ぐらいになってますよね。

それって早期発見って言えるの?

画像診断の医師と、

こんな会話をしたことを覚えています。

 

医師曰く、

「日本の乳がんの考え方は、

欧米より15年遅れている!」と‥。

 

マンモグラフィーは、自分で気づかないしこりを

発見してくれました。

 

マンモグラフィーは産婦人科や市の検診など

近所で受けられます。

しかし、私のように要精密検査になってしまった場合、

専門機関でないとがんが見逃されてしまうこともわかりました。

 

気になるしこりのある方や、がんの不安がある方は、

乳腺専門機関で検査
されるのがいいと思います。

 

がんの部分が、青く映る超音波検査

がんを見逃した婦人科クリニック、がんを発見した乳腺専門の乳腺クリニック両方で、超音波検査をしました。

 

しかし、両者に違いがありました。

 

乳腺科の先生曰く:

超音波の画像を見ながら、

「経過観察でもいいと思うけど、

青くなっている部分があるから気になる!」

「針生検をしておきましょう!」

 

超音波の画面ってモノクロじゃないの?

この機械すごいじゃん。

単純にそう思いました。

ここでも、良性経過観察になりそうでしたが、

エラストグラフィーによる超音波検査が、

わたしの乳がんの早期発見につながりました。

 

正しい手技による、針生検検査

穿刺吸引細胞診や針生検は,乳房のしこりや分泌物などがどのような病気によるものかを判断するときに必要な検査です。

細胞を取って染色し顕微鏡で観察することを「細胞診」,組織を取って染色し顕微鏡で観察することを「組織診」と呼びます。

 

乳腺科の先生は、

 

わたしの乳房に局部麻酔をし、

超音波の画面を見ながら、

バネ式でピストルのような針のついた器具を

しこりにさしました。

 

針を刺した部分の画像を、

スクリーンショットのように固定して、

私に、きちんとしこり部分に針が刺さっている

ことを説明してくれました。

 

この組織診のおかげで、癌を見過ごされずにすみました。

 

マンモグラフィーでも超音波でも発見できなかった乳がんを発見!乳房MRI検査について

MRIは磁気を利用した検査法で,乳がんをみつける能力が最も高いといわれています。このため,欧米では遺伝的な原因などにより乳がんにかかるリスクが非常に高い人に対して,ご本人が希望すればマンモグラフィといっしょに年1回MRIを行うことが勧められています。

乳がんガイドラインより引用

 

乳房のMRI検査は、左乳房の癌が確定し、

手術する病院に、転院しておこないました。

目的は、左乳房の手術範囲を決まるため。

 

乳がんの手術の前には、

必ず行われる重要な検査です。

 

その、手術前検査で、マンモグラフィーでも、

超音波検査でも指摘のなかった右乳房に

あやしい病変があることがわかりました。

 

「両方とも癌!」

 

正直とてもショックでした。

同時に両胸に乳がんが見つかる人は、3%ぐらいだそうです。

それも、ショックでした。

 

景品に当たる確率は、2%といわれています。

それより高確率ですが、

景品に当たったことない。

景品当たらないのに、同時に両方乳がんになる?!

 

この先、低い確率の悪いことが、

どんどん起こるような気にさえなりました。

 

 

幸い、MRIでみつかった癌は、

非浸潤がんといって超早期がんでした。

 

主治医いわく:

 

「お年寄りなら、このまま様子もでもいいけど。

まだ若いし、もし、がんが悪さを始めると、命にかかわって

くる大きさ。今、手術いたほうがいい。」

 

MRI検査でも、命拾いしました。

 

全ての方に、わたしのやってよかった検査が、

勧められるわけではありません。

 

しかし、やらなくてよかった検査は、すべての人に

乳がんの早期発見につながらないと言えます。

 

もし、検査結果に不安があったらもう一度専門機関で検査することをお勧めします。

日本乳癌学会認定乳腺専門医のいる病院

日野原記念クリニック(旧聖路加国際病院サテライトクリニック)(東京)

新宿ブレストセンタークサマクリニック(東京)

四谷メディカルキューブ(東京)

ピンクリボンブレストケアクリニック表参道(東京)

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