3ヶ月に一度の乳腺科の定期検診。
主治医に気になるところが無いか聞かれたので、
「3ヶ月に一度くらい、めちゃくちゃ下腹部が痛くなる時があるんです。これってタモキシフェンの影響ですか?」
と聞いてみました。
主治医「タモキシフェンでお腹が痛くなるのは聞いたことないけど、症状があるなら婦人科でみてもらったほうがいいね。」
そういって、手術をした病院の婦人科に予約を入れてくれました。
子宮体がん検診と超音波検査
後日、婦人科で子宮体癌の検査と超音波検査をしました。
下腹部痛のことを告げると、
「タモキシフェン飲んでいるなら、定期的に子宮体癌の検査は必要ですよ。とりあえずみてみましょう。」と、
婦人科のベテラン女性医師に言われ、超音波検査と子宮体癌の検査が始まりました。
子宮体癌の検査は、2年ぶり。
前回の、若い男性医師の時は、なかなか器具が下腹部に入って行かず、何回もやり直しすごく痛い思いをしました。
それ以来、子宮体癌検査を避けてきました。
今回は、ベテラン女性医師の腕なのか、全然痛くありません。
子宮体癌検査は、上手な先生にやってもらうのがいいです。
卵巣囊腫の可能性あり。
超音波検査によりわかったことは、
タモキシフェンの影響で子宮内膜が厚くなることがあるが、それはみられなかった。
気になるのは、卵巣。
7cmに腫れている。
悪いものだといけないので、腫瘍マーカーとmri検査をやったほうがいい。
とのことでした。
もしや、またがん?
医者の気になる!は非常に怖いです。
乳癌の時もこれから始まりました。
下腹部の痛みは、卵巣の腫れが起因している可能性あり。
とりあえず、mri検査を受けて、良性か悪性かを確認しましょう。と言う結果になりました。
卵巣の腫れは、タモキシフェンが原因だった!
腫瘍マーカー、mriの結果から、卵巣の腫れは良性の嚢胞でした。
私「卵巣の腫れは、タモキシフェンの影響ですか?」
乳腺科主治医
「完全に薬の影響です。タモキシフェン単体で、閉経前の人に多い。薬が卵巣を刺激しちゃうんですね。」
私
「タモキシフェン辞めるんですか?」
主治医
「卵巣は良性だから、どちらを優先するかといえば、悪性の再発を防ぐ方が優先。タモキシフェンはやめなくていい。対策として、生理を完全に止める薬を使うことになるだろう。婦人科の先生の治療方針と合わせて考える必要がある。」
とのことでした。
タモキシフェンの服用開始が、2016年の5月。
2年3か月の服用で、卵巣に副作用が出てしまいました。
右側7cmの卵巣嚢胞はどうなるの?
後日、今後の方針を確認するため、婦人科を再診しました。
婦人科女医先生:
検査結果をまずは、お知らせすると、子宮頸がんも体がんも陰性でした。
卵巣の腫れについては、悪いものではなく、お水が溜まっている状態です。腫れはありますが、まずは半年経過をみましょう。
乳腺科の主治医がいっていたような、生理を止める注射の話は一切ありませんでした。
婦人科の先生の考えは、タモキシフェンを飲んでいなくても卵巣が腫れることはある。
タモキシフェンの副作用と断定するのはどうかという意見でした。
私個人の感覚としては、今まで卵巣に異変はなかったので、タモキシフェンが関係していると
思っていたんですが。
毎日たくさんの患者さんをみている婦人科先生曰く、
多分これ以上大きくなることはないし、ひょっとしたらしぼみ可能性もあるとの理由から
経過観察と判断したみたいです。
タモキシフェンは必要な治療なので止める必要もないとの意見でした。
個人的には、新たな薬を追加することに不安があったので、経過観察で良かったです。
ただ、卵巣膿腫は7cmから10センチくらいがねじれやすいそうで、ネジレテも元に戻るそうです。ものすごく痛くなったら病院を受診してくださいとのことでした。