シングルマザー43歳。左胸ステージ1 ルミナルA  右胸ステージ0 両側乳がんで両胸全摘になりました。

早期乳癌体験ブログ

乳がん検査から手術まで 乳癌治療前検査

マンモグラフィ、超音波でも見つからない乳がんがある。

更新日:

IMGP1928

先日行った、MRIによるガイド下生検の結果を聞きに行きました。

診断は、右乳房非浸潤がん。

右乳房、内側下の範囲に7cmほどの非浸潤がんがありました。

右側乳房は、2度のマンモグラフィ、超音波検査で異常無し。

2015年12月、それぞれ別のクリニックで2回、マンモグラフィー、超音波検査
をしました。

2度とも、マンモグラフィは左乳房にカテゴリー4の要検査。

右乳房に至っては、異常無しの診断でした。

スポンサードリンク

左乳房のMRI検査で、右乳房にもガンらしきものを発見。

右乳房もガンの疑いあり。主治医から電話連絡が来た。

2016年2月初め

左乳房のガンの広がりを見るために、MRI検査を行いました。

検査後、帰宅してから私の携帯電話に主治医から連絡がありました。

 

先生:「右乳房にもガンらしきものがあるので、追加検査をしたいです。

○○日大丈夫ですか?」

私:「それは、どれくらいのガンですか?」

先生:「詳しくは、診察でお話ししますが、早期です。」

 

2016年2月中旬の診察時

先生:

「先日電話でお話しした、

右乳房のがんらしきものの検査についてですが、

MRIでしか見えないものなので、

MRIを使った生検でしかガンと確定できません。

この検査は、MRIガイド下生検といいます。

まだ、臨床試験の最中なので保険適応ではありません。

自由診療扱いなので、7万円ほど検査費用がかかります。」

主治医から連絡があった時に、

「MRIで生検するんじゃないかなあ。」と予想していたので、

話はすんなり受け入れられました。

検査費は、高いですが、もし万が一がんだったら。

命にはかえられません。

検査を受けることにしました。

[blogcard url=”http://souki-nyugan.net/2016/12/22/book/″]

MRIガイド下生検とは

乳房の生検の多くは、超音波やマンモグラフィーの画像を見ながら、

がんと思われる場所に針をさし、細胞を吸い取ります。

それらは、ステレオガイド下生検、超音波ガイド下生検などと呼ばれています。

MRIガイド下生検は、MRIの画像を頼りに針生検をする検査です。

MRIガイド下生検の準備

乳房MRI検査とおなじで、うつ伏せに寝て検査をします。

検査時間は、約1時間から1時間半。

その間、ずっとうつぶせです。

乳房は、マス目状のプラスティックの板ではさんで、固定します。

 

看護師:「一番最初のうつ伏せの位置が大切です。

位置がずれたりすると台無しなので、痛い場所があったら、今修正します。」

 

この看護師の言葉で緊張がマックスに!

1時間動けないの?

プレッシャーで何度も寝る位置を調整しました。

 

5回ほど、あーでもないこーでもないと、むぞうち付近にあたる硬いものを調整しました。

結果、どうやっても不快なんです。

諦めて、早めに検査を終わらせてもらえるよう生検する先生にお願いし、検査が始まりました。

 

MRIガイド下生検の行程

検査は、撮影から始まります。

撮影→造影剤をいれて撮影→針で細胞を採取→確認の撮影→もう一度採取→撮影→終了

といった行程でした。

いよいよMRIガイド下生検

画像で、位置が確認できら針生検が始まりました。

乳房には、局部麻酔が効いているので検査は全然痛くありません。

傷口も、数ミリ程度なので、縫合もありません。

 

針は、ボールペンほどの太さらしいですが。

採取中は、細胞をバキュームで吸い取っているような音がしていました。

私の場合、がんを特定するため、多くの細胞を採取する必要があり、

2度行いました。

MRIガイド下生検終了後

検査終了後は、バストバンド
とよばれるバンドで止血します。

当日は入浴不可。

翌日は半身浴。

3日目から入浴できます。

 

検査自体は、大掛かりでしたが1時間弱で終わったので、

思っていたほどストレスなくできました。

MRIガイド下生検ができる病院は少ない。

主治医いわく「MRIガイド下生検ができる施設が、あまりありません。

ですから、MRIでがんの疑いをしてきされたよその病院の患者さんを、

検査することもあります。」といっていました。

 

生検の先生も、「海外ではこの検査は標準治療として行われているのに、日本は遅れている。

先日も、大学の先輩と日本の乳がん医療は15年遅れていると話しました。」とおっしゃっていました。

 

乳がんになって、私もそれを実感しています。

シリコンインプラントの保険適用だってつい最近だし。

検査施設によって、検査に結果も違うし。

 

生検の先生曰く「検査も技術や経験が必要だから、人材を育成しないと、こういった検査方法も広がらない。」とも

マンモグラフィ、超音波でも見つけられないがんを見つける必要があるのか?

生検の先生曰く:「過剰検査も問題ではある。非浸潤がんには死ぬまで浸潤しないものもある。

手術しなくてもほっといていいタイプ。この検査で結果悪性だったという人は

100人に3人くらいです。」

 

主治医の先生も同じようなことをいっていました。

「非浸潤がんには、非浸潤がんのままのものもある。

だけど、あなたの場合年齢も若いし、がんのタイプをみると、

もし浸潤した場合、生死に関わることになりかねない。」

 

少なくとも、私にとっては、命を救う検査になりました。

 

 

異常が見つからなければ、余計な不安と負担を課す検査かもしれません。

日本では、年間6万人の人ががんと診断されているそうです。

100人に3人の早期がんを見つけられる検査なら、

6万人だと1800人の健側の早期がんを見つけられます。

 

乳がんリスクの高い人には、有効な検査ではないでしょうか。

少なくとも、がんが見つかった場合だけでも保険適応になってほしいです。

PR

オススメ記事



PR

-乳がん検査から手術まで, 乳癌治療前検査

Copyright© 早期乳癌体験ブログ , 2018 AllRights Reserved Powered by AFFINGER4.