乳がん全摘手術から7ヶ月が経ちました。
半年経ったいま思うこと。
思えば半年前は、不安でいっぱいでした。
- 手術の不安
- 手術後の体力への不安
- 元の生活に戻れるのかの不安
- 薬物療法への不安
乳癌になったけど、すぐ普通の生活に戻れた。
連日の有名人の方のブログ報道。
ステージ4という大変な状況にありながら、
ポジティブに生きる姿に多くの方が、共感し反響も大きいようです。
乳癌というのは命に関わる大病でもありますが、
病院から退院できないような病気ではありません。
食事も手術翌日の朝ごはんから食べられます。
歩行も手術翌日からできます。
自覚症状がなければ、病人の実感もありません。
ステージ4の乳癌に注目が集まっていますが、
ステージ1の女優さんは、
手術後すぐに仕事復帰されていました。
もし、乳がんかもしれないと思って
不安になっている方がいたとしたら、
一歩一歩の治療が終われば、元の生活に戻れるので、
過剰な不安を持たないで大丈夫ですよ。
と伝えたいです。
いつまで私は、がん患者なの?
術後の生活は、手術前と同じ生活をしています。
不自由なく健康的な生活を送っています。
ホルモン治療で薬を飲んでいますが、
仕事ができない、生活に支障が出るような副作用もありません。
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病院にいくとガンワールドに飲み込まれそうになる。
今は、再発予防の薬をもらいに3ヶ月おきに病院に行っています。
病院側からみれば、当たり前ですが、私は乳癌患者です。
手術して見えている癌は、取り除かれました。
しかし、病院に行くと、
「再発の有無について問われる。」
「遺伝性乳癌の検査について説明を受ける。」
など、自分が想像もしていなかった不安にさせるような話が
飛び出してきたりします。
体はいたって健康。
体調も癌が見つかる前と同じです。
病院が病人を作るスパイラルって、こういうことかもしれない。
自分自身がしっかりしていなければ、
いつまでたっても病気から離れられなくなってしまうんだなあ
と、感じました。
私が、今行っているのは、予防治療です。
インフルエンザの予防接種や健康診断と同じです。
いつまた、癌になるかなんて誰にもわかりません。
乳がん患者ではなく、乳癌経験者になりました。
その方が、なんかしっくりきます。