2016年1月に乳がんの告知をされてから、1年が過ぎました。
いったい、いくらお金かかったんだろう?
確定申告の時期でもあるので、総額を計算してみました。
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2016年に支払った医療費の総額は、31万3874円だった。
1月1日から12月31日までに支払った医療費の総額を計算することで、医療費控除の申請ができます。
医療費控除額=(医療費控除の対象になる医療費-保険金等で補てんされた金額)-10万円(総所得200万円未満の人は総所得金額等×5%)
医療費31万円の内訳は、
- 入院、手術費用(16万)
- 診察、検査、治療費用
- 交通費、駐車場代
- ガソリン代
- お見舞金のお返し費用
でした。
お見舞金のお返し費用、駐車場代は、医療費控除の対象外
乳がん治療1年目は、約31万円もの医療費を支払っていました。
金額だけ見ると、高いですよねー。
限度額適応認定書の申請もしたので、最低金額の医療費ですんでいるんですが‥。
手術、入院費が16万円かかったにせよ、それ以外で15万円も支払っていました。
医療費の負担を減らすため確定申告の医療費控除申請をするには
乳がん治療1年目は、手術と入院でお金がかかるので、医療費控除の対象になります。
支払った31万円分の治療関連費の負担をできるだけ小さくしたい。
そう思って、医療費控除の対象になる費用を調べてみました。
「お見舞金のお返しで1万5千円使ったけど、そのお金ももどってくるの?」
「車で通院してるけど、ガソリン代や駐車場代も戻ってくるの?」
そんな疑問が湧きました。
医療費控除の対象となる通院費は、医師等による診療等を受けるため直接必要なもので、かつ、通常必要なものであることが必要とされており(所得税基本通達73-3)、この場合の通院費は、電車賃やバス賃などのように人的役務の提供の対価として支出されるものをいいます。
したがって、自家用車で通院する場合のガソリン代や駐車場の料金は、医療費控除の対象とはなりません。国税庁HPより引用
私の場合、医療費控除で認められる費用は、
- 入院手術費用
- 診察費
- 治療、検査費用
- 薬費用
でした。
大都市のように、電車やバスが発達していない地域の人もいるんだから、自家用車の通院も控除の対象にして欲しいです。
その他、医療費控除対象外のもの
- 入院に際し寝巻きや洗面具などの身の回り品
- 個室に入院したときなどの差額ベッドの料金
- 入院中の特別食
- がん保険等の証明、診断書
私は、入院中の病室は、個室でした。
病院食も1回、特別食を注文しました。
その分は、入院費用から差し引いて医療費の計算をしなければなりません。
これは、しょうがないかな。
私の場合
入院手術費用総額16万円−差額ベット診断書等19400円
=140600円+年間の薬、診察費用が医療費控除の対象。
おおよそ、18万円が所得控除されます。
ちなみに、私の病院の支払い明細書には、控除適応外の金額が明記されていたので、計算は楽でした。
健康食品、サプリメントも対象外
がんの再発防止のために、健康食品を取り入れたり、サプリメントを購入している方もいらっしゃると思います。
私もがんになってから、健康には気を使うようになりました。
体質改善のため【ホットタブ重炭酸湯】という入浴剤で温活も始めました。
関連記事 体質改善したくて、入浴方法を変えてみた。
これらの健康維持対策費は、対象外です。
がん保険、医療費保険の給付金が支払った医療費より多い場合は、医療費控除の対象外
年間で支払った医療費の金額は、31万円。
がん保険の給付金は300万円。
支払った医療費より、保険により給付された金額の方が多くなりました。
したがって、私の場合、2016年度の医療費控除は受けられません。
がん保険の給付金に税金はかかるの?
非課税で安心した。
がんに初めてなった年は、診断給付金が支給されたので、給付金の金額が高額になりました。
300万円といったら、年収並みです。
「これって、所得税の対象になったりしないの?」
素朴な疑問です。
健康回復給付金は、次の理由から非課税所得として取り扱って差し支えありません。
この給付金は、被保険者が特定がんと診断されている場合に限って支払われるものであること。
国税局HP引用
今回、年間の医療費の総額を出す際、たまった領収書の計算から始めました。
いままで44年生きてきて、一番病院に通った年でした。
2017年は、乳房再建のため2回、手術と入院をする予定です。
さらに、医療費がかさみそうなので、お金の管理をしっかり行わなければなりません。
支払った医療費の領収書は、専用の箱にまとめておく。
確定申告で医療費控除を申請するときには、支払った医療費の領収書も提出しなければなりません。
レシートがお金に変わるので、大切に保管します。
保管するといっても、医療費の領収書だけ専用の箱に入れとくだけ。
お金の計算は、1年間まとめしています。
年間の医療費の予算を出しておく
医療費控除は、家族分まとめて計算できます。
自分の医療費、家族の医療費の予算を立てておきます。
我が家の2017年の医療費の予算
私:40万円(手術、入院、薬、診察等)
家族:1万円(予防接種等)
特記事項:入院手術には、医療保険の給付金が支給される予定。
乳がん治療を1年間とおしてしたおかげで、大体の医療費の負担額が把握できました。