乳がんの治療費は、
手術、入院、放射線治療、ホルモン療法、化学療法
など、乳がんのタイプによって違ってきます。
どのタイプが、安上がりというわけではなく、
短期間で治療が済むものもあれば、長期間治療が続くものも
あります。
かかる医療費は、年間を通すと数万円単位になってくるのでは
ないでしょうか?
所得税の医療費控除ってなに?
1月1日から12月31日までに支払った医療費に対して、所得控除される制度。
自分だけでなく、家計を共にしている家族全員の医療費が対象。
税金が少し戻ってくる。
スポンサードリンク
医療費控除を申請するために何から始めればいい?
1月1日から12月31日までの家族全員分の医療費の
領収証を集める。
医療費控除の対象となる医療費は
- 診療費
- 薬代
- 通院のための交通費(自家用のガソリン代、駐車場代はダメ)
- 市販の薬代(サプリメントはダメ)
- 入院費(差額ベット代も可)
- 人間ドックやがん検診でがんが見付かった人は、その費用も含めてOK。
これらの領収書をできるだけ集め、合算する。
医療費控除の金額はいくら?
民間の保険から支払われた保険金が多いと控除対象外
一年に支払った医療費の合計から民間の保険金を差し引き
さらに、10万円引いた金額が医療費控除の対象額です。
例えば、年間の治療費が100万円の場合
100万−保険金−10万=医療費控除額になります。
この場合、保険金が100万円を超えていた場合は、
医療費控除は受けられません。
乳がん治療の薬代と検査、診察費用で年間60万円かかった、年収400万円の会社員Aさんの場合で試算してみよう。通院のための交通費2万円、市販薬1万円を足して1年間の医療費は63万円だった。この場合、「63万円-10万円」で医療費控除額は53万円。Aさんの所得税率は5%なので、「53万円の5%」の2万6500円が戻ってくる計算になる。がんナビより引用
医療費控除の申請に必要なもの
- 確定申告書
- 医療費明細書
- 医療費の領収書
- 源泉徴収票(給与所得者のみ)
- 印鑑
還付金は口座振り込みが便利
医療費控除で還付金を受け取れることになったら、
銀行や郵便局の口座で受け取る取るのが便利です。
還付金は、一ヶ月くらいで振り込まれるそうです。
医療費控除を申請すれば、次の年の住民税が安くなる。
医療費控除で、お金が少し戻ってくると同時に、
次の年の所得が少なくなったので、その分住民税が安くなるといった
メリットもあります。
乳癌ホルモン治療中にかかるお金ベスト5