2017年5月に乳房再建の手術をする予定です。
乳がん手術の時と同じように、1週間ほどの入院になるそうです。
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入院、手術費は、収入が途絶える上、お金がかかる。
望んで受ける手術なので、お金がかかることも承知しています。
しかし、湯水のようにお金を持っているわけではありません。
しかも、形成外科の先生から、術後は1ヶ月休業するよういわれています。
収入が途絶える上、お金がかかる。
できるだけ、生活費に負担を与えないようにしなければなりません。
入院時の医療費負担を抑えるためやっておくこと!
限度額適応認定書を申請する。
1年前の乳がん全摘手術の時も限度額適応認定書の申請を行いましたが、半年間で期限が切れてしまいました。
再度、乳房再建の際も手続きをするつもりです。
医療費が高額になった時に、後から払い戻される高額療養費制度も利用できますが、それだと退院の際、十万円単位のまとまったお金を支払わねければなりません。
手持ちのお金が1ヶ月でも少なくなるのは、家計に大きな負担になります。
限度額適応認定書は、退院の際の会計で、最低限の自己負担額ですみます。
実際には30万円ほどかかった治療費が、5万円ほどの負担ですむのは大変助かります。
平成27年1月診療分から
所得区分 自己負担限度額 多数該当 ①区分ア
(標準報酬月額83万円以上の方)252,600円+(総医療費-842,000円)×1% 140,100円 ②区分イ
(標準報酬月額53万~79万円の方)167,400円+(総医療費-558,000円)×1% 93,000円 ③区分ウ
(標準報酬月額28万~50万円の方)80,100円+(総医療費-267,000円)×1% 44,400円 ④区分エ
(標準報酬月額26万円以下の方)57,600円 44,400円 ⑤区分オ(低所得者)
(被保険者が市区町村民税の非課税者等)35,400円 24,600円 注)「区分ア」または「区分イ」に該当する場合、市区町村民税が非課税であっても、標準報酬月額での「区分ア」または「区分イ」の該当となります。
※総医療費とは保険適用される診察費用の総額(10割)です。
※療養を受けた月以前の1年間に、3ヵ月以上の高額療養費の支給を受けた(限度額適用認定証を使用し、自己負担限度額を負担した場合も含む)場合には、4ヵ月目から「多数該当」となり、自己負担限度額がさらに軽減されます。
健康保険協会より引用
限度額適応認定書の恩恵を受けるのには、月をまたがないこと。
ここで注意しなくてはいけないのは、入院と手術を同じ月内におさめることです。
限度額適応認定書の自己負担額の計算は、同じ月の合計です。
入院費の予算を考えておく。
限度額適応認定書が手元に届けば、会計の際窓口で負担する金額は、
自己負担限度額ですみます。
月収が26万円以下なら、57,600円です。
それ以外に個室の差額ベット代、食事代がかかります。
例えば、
入院期間1週間の個室の差額ベット代(1日6000円)
=42,000円
食事代360円×7日×3回=7,560円
予想入院費は、107,160円
約11万円くらい会計時に必要になりそうです。
その他、入院中コンビニで買う飲み物代なども必要。
入院費の支払い方法を考えておく
10万円を超える現金を、入院中手元に置いておくのは不安です。
1年前の乳がん全摘手術の際は、クレジットカードで支払いました。
13万円ほどかかりましたが、1%のポイント還元率の楽天カード
を使用したので、1300円キャッシュバックされました。
クレジットカード払いの利点は、他にもあります。
医療保険に入っていた場合、手続きしてから1ヶ月ほどで入金があります。
クレジットカードの引き落とし前に保険金が入金されれば、生活費に負担をかけずにすみます。
医療保険の入金金額を予想しておく
医療保険に加入していた場合、退院時に診断書を書いてもらう申請をします。
診断書が手元に届いたら、保険会社に提出し、保険金の受け取りの申請をします。
約1ヶ月後くらいまでに、指定口座に入金されます。
金額は、1日あたりの入院費用はいくらになっているか、契約している内容から大体の入金金額を予想しておきます。
例えば、
入金金額は、1日あたりの入院給付金5000円×7日と手術給付金で
30万円くらいかなぁ。
5月に手術するので、6月くらいに申請すれば、7月に入金されるかなぁ。という感じでイメージします。
入院費用の合計金額が負担にならないか把握する。
入院費の予算と入金金額の予想がたったら、差額を計算してみます。
入院費用 約13万円
保険の給付金 約30万円
約17万円が手元に残りそうです。
残ったお金は、休業期間の生活費にできそうです。
安心して治療に望めます。
保険金でお金が儲かっても、無駄遣いしない。
お金の勉強の話によると、お金のたまらない人は、収入が増えると増えた分欲しいものを買ってしまうそうです。
まさに、私がそうでした。
保険金の使い道は自由ですが、また手術や入院をしなければならない時がくるかもしれません。
がんにならないと思ってがんになってしまってからは、まさかの事態が起こることを知りました。
私の場合、インプラント入れ替え手術で、もう一回入院します。
乳輪乳頭の手術もしようと思っています。
無駄遣いはできません。
かかった医療費については、確定申告で医療費控除の申請をする。
領収書は必ずとっておくこと。
高額な医療費を払った場合、1年間まとめてかかった分の医療費を所得税から控除してもらえます。
医療費、薬代、交通費などの領収書が必要です。
扶養家族がいればその分の領収書も合わせます。
合計金額を確定申告の医療費控除で控除してもらうことができます。
確定申告の際、税務署で直接書類を提出する場合、領収書も提出するので大切に保管しておきます。
がんの診断で住宅ローンの支払いが免除になることもある。
イオン銀行の住宅ローンは、がんと診断されただけで、その後の住宅ローン返済が免除になる商品のようです。
ちなみに、私の住宅ローンは、1年間就業不可能と判断された場合にのみ支払いが免除される商品でした。
他にもがん保険特約つきで、がんと診断されたら30万円給付される
住宅ローンもあります。
家計の中で医療費は、削れるお金ではありません。
制度や保険を利用しながら、できるだけ負担にならないよう考えていこうと思います。