2期再建のエキスパンダー挿入手術から24日が経ちました。
ただいま1ヶ月の休業中ですが、来週から少しづつ仕事を始めて行く予定です。
1年前、乳癌の告知を受けて、真っ先に頭をよぎったのは、「子供と仕事どうなっちゃうの?」
ということでした。
仕事ができなくなったら、子供を養っていけない。
入院や手術、治療の副作用で体力的にやっていけるのか?
など、治療以外の事の方が気になって仕方がありませんでした。
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子育ては、周りに頼るしかない!
昼は保育園、夜は実家で子供をみてもらった。とても助かり感謝している。
1年半で2度の入院をしました。
保育園児の娘には寂しい思いをさせてしまいましたが、祖父母の家で1週間預かってもらいました。
私の場合、幸い、頼れる両親がいたので助かりました。
病院というのは、病気を治す事が中心で、家族の家庭環境は2の次です。
「もし、子供を1週間も預けられなかったらどうするの?」
診察中、そんなことも頭によぎりました。
たぶん、入院期間が短くてすむ病院や手術方法を探すことになったと思います。
関連記事 乳癌手術後の育児でやめてみたこと。
親が病気になっても子供の環境は変えない。
親が不在になることで、子供の心に大きなストレスが生まれます。
ホープツリーというサイトに、がんの親を持つ子供の支援について書かれていました。
そこには、子供は、いつも通り生活する方がいいとアドバイスしています。
我が家もそれに習って、平日は朝から夕方まで保育園に行かせました。
夜は、電話で子供とコミュニケーションをとりました。
子供が毎日忙しくしていたおかげで、親も子供も安心して1週間乗り切れました。
家事、育児は手を抜く事にした。
休日は、動画配信dTV
の子供向け番組に助けられる。
退院すると、いつもの生活が戻ってきます。
ですが、1ヶ月くらいは、体力的衰えや不自由な面がありました。
掃除洗濯、食事の準備、子供との遊び、お風呂や着替え、習い事の送り迎えなど、仕事以外にやることがたんまりあります。
保育園に行ってる時間は、余裕がありますが、休日は1日中お世話しなければなりません。
これがなかなかハード。
家事以外に、公園に連れてったり、家で遊んだりで術後は、体がもちません。
体力的に限界に近づいたときは、動画配信サイトdTV
のアニメを観せて乗り切りました。
子供がアニメに夢中になってる時間は、横になって休憩できる時間でした。
食料品の買い物は、ネットスーパーに助けてもらう。
手術後は、重いものが持てなかったので、食品の買い物に不自由します。
よりによって、お弁当の日があったり、子供が食べるものを冷蔵庫に入れておかなくてはなりません。
その時大変助かったのが、家まで商品を届けてくれるネットスーパーです。
私が利用したのは、イトーヨーカドーのネットスーパー。
サイトで野菜や肉などの食料品を注文すると、近所のヨーカドーから配達されます。
生協と違って、定期的に注文する必要がなく、必要な時にだけ利用できるが気楽でした。
野菜や肉、魚の鮮度も申し分ありません。
配達時間帯も選べるので、都合のいい時間に配達してもらいました。
このおかげで、家事の負担が大きく減り、空いた時間に休憩したり、散歩したりしました。
いい加減でもいいやくらいの余裕が大切だとつくづく感じた。
子供への接し方が変わった。それに伴い子供にも変化が。
家事を手を抜くことで、子供と接する時間が増えました。
子供が遊んで!というので遊びに付き合うと、そろそろお風呂はいろっか。と私がいうと、
満足したのか素直にいうことをきいて行動します。
子供より家事を優先していた時は、いつまでたってもお風呂に行かず、一苦労だったのに。
家事だって子供のためにしていたことですが、子供にとっては、
一緒に遊んだり、話をしたりする方がずっとしてほしいことだったんだなと気付かされました。
私の心にいい加減でもいいやという余裕が生まれたことによって、子供への叱り方も変化しました。
以前は、「早くしなさい!」などイライラ全開でしたが、今は、「時間見てご覧。次なにするのかな?」
と優しい口調に変えると、素直に行動するようになりました。
子供は保育園でも集団行動してるし、家に帰ってまで命令されるのが嫌だったみたいです。
子供の心の変化に気づけるようになったことは大きな収穫でした。
核家族化で、頼れる人が少なくなってますが、その分便利なサービスが発達してます。
特別お金がかかるものでもないので、使えるサービスをフル活用して心身ともに余裕を持ちたいです。