インプラントによる乳房再建手術から1年後、全摘手術時に失った右胸の乳輪再建を行いました。
乳輪再建ってどうやる?
乳輪再建は、機械のようなものを使って指定箇所に、刺青を入れていく方法で再建する。
乳輪再建手術は、日帰りで1時間弱で終わりました。
局所麻酔のため、食事制限はありません。
ふらっと病院に行って、30分くらい手術台に寝て終わりです。
乳輪再建って痛いの?
あらかじめ先生が再建の場所をマーキングし、その箇所にブルブルいう機械で、胸に擦り傷のようなものをつけていきます。
局所麻酔の針がちくりとしたくらいで、手術中、痛みはほとんどありませんでした。
術後は、痛み止めが処方されましたが、痛みという痛みはありません。
出来上がった乳輪はどんな感じ?
手術後一文字の傷跡しかなかった右胸に、赤茶色のまあるい乳輪が出来上がっていました。
温泉に行っても誰も乳輪再建したものとは、わからないくらい自然です。
しばらくはガーゼで保護し、傷が落ち着くまで処方された塗り薬を塗ります。
医療用タトゥーによる乳輪再建は、保険適応外
初回の医療用タトゥーによる乳房再建の値段は、薬台などを含め、おおよそ39000円くらいでした。
2回目以降になるともっと安くなります。
刺青入れたらMRIできなくなるの?
主治医曰く
医療用タトゥーで行った乳輪再建は、MRIを受けることは可能です。
とのことでした。
体への負担とかは大丈夫?
乳癌全摘手術をし、乳房再建のためティッシュエキスパンダーを入れたり、インプラントを入れたりと、ここ数年で手術をする回数も多く、正直もういいかなと乳輪再建をやめようと思っていました。
しかし、温泉に幾たび、他の人とは違う乳輪のない胸をタオルで隠して入浴したり、
その度に普段忘れていた乳癌のことを思い出すのも複雑な気持ちでした。
ならば、まだ先の長いであろう人生を楽しむために、乳輪再建をした方がいいかなと実行したわけです。
結果、他のどの手術よりも体への負担はありませんでした。
こんなに簡単に終わるものなのねと拍子抜けした感じです。
乳頭再建はどうするの?
乳頭再建は、乳輪再建から3ヶ月後くらいになったらできるそうです。
方法は、自分の皮膚を使って乳頭を作っていくようで、手術は全身麻酔、2日の入院で行うと
説明がありました。
乳輪再建の刺青は、中央が濃い色合いになっているので、傍目からは乳頭があるかのように
見えます。
乳頭再建は、行わない方も多いみたいなので、やらなくてもいいかなとも思い始めています。
乳輪再建から3日後の様子
乳輪再建手術から3日後。
主治医の指示により防水テープの貼ってあったガーゼを剥がしました。
新しくできた乳輪は茶色の染料のようなものが付いていて、絵の具で丸く描かれた感じでした。
色合いは割と薄め。
先生曰く、乳頭再建の時に二日目のタトゥーをすると言っていました。
薄くても、遠目からは乳輪に見えるので、温泉も堂々と入れますし、右胸の中央にあった
傷も目立たなくなりました。
術後ケアは、1週間くらい処方された軟膏をガーゼにつけて、傷に貼っておくように
と指導がありました。
乳輪再建6日後。かさぶたが剥がれた。
乳輪再建後は、毎日の入浴後に軟膏を塗ったガーゼを胸に貼っています。
胸のガーゼを剥がす時、傷に張り付いて痛い!
かさぶたも一緒に剥がれます。
かさぶたの剥がれた乳輪は、赤く、子供の頃、派手に転んでできた傷を思い出しました。
事前の先生の説明どおりの経過を辿っている感じです。
乳輪再建手術から2週間後の様子
術後10日くらいまでしていた、軟膏とガーゼによるケアも幹部が乾いてくると同時に終了しました。
再建した部分の色は、薄いピンク色。
時間の経過とともに茶色っぽく変化するようなことを主治医が言っていました。
全く何もなかった部分に、丸く色づくだけで、乳房っぽく見えます。
今の段階でも、温泉で堂々と胸見せて歩けそうです。
胸が完成していくたび、乳癌になったことが遠い昔のことのようです。