シングルマザー43歳。左胸ステージ1 ルミナルA  右胸ステージ0 両側乳がんで両胸全摘になりました。

早期乳癌体験ブログ

乳癌患者と家族や友人

早期の乳癌になった家族や友人をお持ちの方への5つのお願い

更新日:

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医者から乳がんと宣告を受けて、

まずしなくてはならなかったことは、

家族や仕事関係者、ごく親しい友人への報告でした。

 

黙ってられるものなら、黙っていたいですが、

周囲の協力なくして治療に専念することは不可能でした。

 

周囲への報告には、とても神経を使いました。

がんという病が、死を連想させるからです。

 

私は医者から病状の説明を受け、

それなりに勉強も始めていたので、

直面する現実に対応していこうと決めていました。

 

しかし、がんという報告は、周囲の人を動揺させます。

「死んじゃうの?」

「髪の毛抜けるの?」

「おっぱいなくなるの?」

また、

「誰々さんは、髪の毛抜けてたけど、

しばらく経ったら生えてきてたら大丈夫だよ。」などなど。

 

心配してくれることに感謝しつつも、

かけられる言葉は、どれも的外れで、

報告の度、早期乳がんついての誤解を話すことに

心底疲れてしまいました。

 

がん患者と周囲の人との関わり方は、

実にデリケートで難しいものだと思います。

 

患者自身は、初めて直面する出来事について対応していくため、

ふさぎ込んでいる暇などないくらい、忙しいです。

 

乳がんについての勉強、休職の準備、精密検査、

セカンドオピニオンなど、

考えなければならないことが沢山あります。

 

無用な心配は、がん患者、周囲の方、両者に負担を与えます。

 

乳がん患者の体験談の本

乳がんを理解するのに参考になります。

乳がんと診断されたらすぐに読みたい本 [ 豊増さくらと乳がん患者会bambi組 ]

感想(11件)

早期乳癌患者のご家族、ご友人への5つのお願い

  1. 乳癌と告白されても重く受け止めないでください。
  2. 死を連想しないで下さい。
  3. いいサプリメントなど根拠ない情報を与えないでください。
  4. 普段どうりに接してください。
  5. 癌検診に行ってください。

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乳癌と告白されても重く受け止めないで。

乳房がなくなっても死ぬことはありません。

大切な方から乳がんの告白をされたら、

癌=死を思い浮かべる方多いのではないでしょうか?

 

有名人の中には、がんで亡くなられた方も多くいらっしゃいます。

その多くの方は、生命を維持するための臓器に転移し、

大きなダメージを受けたから。

 

心臓がなければ、死んでしまいますが、

乳房がなくなっても死ぬことはありません。

[blogcard url=”http://souki-nyugan.net/2016/12/26/癌患者のサポートは3つの役割に分担すると負担/″]

 

早期の乳がん=余命何年?ではないんです。

早期乳がんのステージ1の10年生存率は、93.5%

10年後100%生きてることを確信できる人なんていますか?

手術をするまでに、事故にあうかもしれません。

10年後は誰にもわかりません。

テレビでクローズアップされるのは、ショッキングなニュースばかり。注目されたいから?

ドラマや映画のシーンで描かれる乳がん患者は、

抗がん剤で髪が抜けるシーンや、

死の宣告を受け止めきれないシーンなど

ドラマティックな場面がクローズアップされます。

 

それは、演出であってステージ1の乳がん患者には、

当てはまりません。

誤解しないでください。

 

にわか知識を乳がん患者に与えないで。

「水素水が癌にいいらしい。」

「乳製品は、乳がんになる。」

「もっと運動したほうがいい。」など

心配して教えてくれようとしているのは、わかります。

 

しかし、科学的根拠のない情報は、

乳癌患者の不安をあおる情報でしかありません。

初めての経験に直面している、

乳がん患者は、治療の選択などで混乱しています。

 

正しい情報を選ばないと、助かる命も無駄にする可能性があります。

お気遣いは、嬉しいですが、ご察しください。

 

乳がんの治療は、3本立てが基本

  • 手術
  • 薬物療法
  • 放射線治療

この三本立ての治療を基盤にすれば、

がんという病を遠ざけることができます。

 

ですが、乳がん患者は頭でわかっていても、

全摘や薬物療法をなんとか回避できないか迷います。

 

不安定な状況で、不安定な人に寄り添われては、

不安定な治療しか選択できません。

 

ご家族は、根底を理解し正しい方向へ寄り添ってください。

 

治療にあたり医師に勧められた本を紹介いたします。

この本に書かれている内容が、乳がんの治療の基本です。

世界で科学的に成果があると認められているもの、

そうでないものについても書かれています。

初めて、乳がん治療の教科書のような本です。

患者さんのための乳がん診療ガイドライン 2014年版

乳がんだからと言って一緒に落ちこまず、普段どうりで大丈夫!

癌の治療は、3つの行程で行われます。

  1. 手術で悪いところを取る。
  2. 放射線で乳房にある隠れているがん細胞を殺す。
  3. 薬で再発を起こさないようにする。

手術が終わってからも数年間、

癌の再発を気にして過ごさなければなりません。

 

数年間ずっと落ち込み続けられますか?

 

関係がギクシャクしたり、心が疲れてしまっては本末転倒です。

 

治療は、医者と本人にまかせて、癌以外のサポートをお願いします。

楽しい会話や出来事が何よりの薬です。

 

乳がん患者は、一緒に落ち込んでくれるのをのぞんでいません。

はじめての乳がん [ 土屋美樹 ]

早期発見がカギ。検診に行ってください。

早期に発見された乳がん患者は、不幸中の幸いです。

乳房を温存できるかもしれないし、

他臓器への転移もなく体の負担も少ないです。

 

がん細胞は、40歳すぎると、

すべての人に存在するといわれています。

加齢とともに免疫力が落ち、いままで自力で殺してきた、

がん細胞が生き残っていくともいわれています。

 

乳がんをきっかけとして、毎年の検診は必ずしてください。

誰にでも、まさかは起こります。

乳がん検診受診可能病院一覧

 

 

年一回の検査が早期発見につながる。

今回、乳がんが発見されたのは、たまたま行った検査です。

乳がんは、しこりになる自覚症状が出てからだと、

リンパまで転移している可能性もあります。

 

自覚症状がないうちに、発見できれば早期発見になると実感しました。

人間ドックをネットで予約でき、

住んでる地域や受けたい検査で検索できる

人間ドック予約サイトは便利だなと感じました。

どんな検査で癌を発見できるの?

乳がんになって初めて、PET/CT検査をしました。

乳房以外の全身に癌の転移がないか調べる検査だそうです。

検査結果は、他臓器の転移はありませんでした。

胃カメラや部分的な内視鏡検査と違って、

全身をスクリーニングするのに使用されます。

 

検査料金が高額なのと、被爆がデメリットです。

私の場合、保険適用だったので、

乳房MRI検査と合わせて3万円程でした。

 

乳がん患者が癌検診を勧める6つの理由

 

乳癌患者の不安は、手術が終われば消えてゆく。

周りに乳癌経験者がいない癌患者の方は、

悩みを誰にも相談できずにいます。

家族でさえも、心配かけるからといって本音を話せません。

 

心配されている家族の方も同様、乳がん患者にどう接すれば

いいのか戸惑ったり、心労が増えたりすることも

あると思います。

 

でも、乳がん患者の不安のピークは、手術前までです。

統計でも、告知から2週間が一番同様する時期だそうです。

手術が終わり、治療がひと段落つけば元の生活に戻れます。

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