シングルマザー43歳。左胸ステージ1 ルミナルA  右胸ステージ0 両側乳がんで両胸全摘になりました。

早期乳癌体験ブログ

乳がんと告知から病院決定まで 乳がんの病院選び

乳がん患者が痛感した。病院選び7つのポイント

更新日:

2016年1月、癌家系でもないのに乳がんになりました。

いきなり、乳がんと医師に告げられ、

これから先どうすればいいのか

右も左もわかりませんでした。

 

全く未知の領域でも、乳がんを取り切る為、

先に進まなくてはなりませんでした。

どこの病院で手術すればいいの?

それが、最初の壁でした。

 

乳がんを宣告された多くの方が、

この壁にぶち当たるのではないでしょうか?

  • 検査した大学病院で、このまま手術していいの?
  • 癌センターに行った方がいいんじゃないか?
  • いい病院は混んでいて、診察が受けられないんじゃない?

 

などの迷いや不安にぶち当たることと思います。

私が、病院選びをする上で、わかったこと感じたことを

書いてみたいと思います。

 

告知されたら、手術する病院を決める。

病院選びのポイント

  • 全摘か温存どちらが希望なのか考える。
  • 再建は必要か?また、同時に再建したいか?決める。
  • 内視鏡手術、切除術どちらがいいか決める。
  • 医師が患者の気持ちをわかってくれる。
  • 同じ医師に診てもらえる。
  • 治療時間に無駄がない。
  • 乳がん治療の実績がある。

 

ステージ1の乳がんは、治療の選択肢が多いです。

全摘、温存、最先端手術どれも選ぶことができます。

はじめての乳がん [ 土屋美樹 ]

感想(1件)

ステージ1でも全摘になる可能性もある

同時再建したいかどうかで、手術する病院を決める。

腫瘍が1CMほどでも、癌の広がりが多ければ

全摘になる可能性があります。

私の場合、腫瘍は1CMでしたが、

乳房内に非浸潤がんが広がっていたので、

温存か全摘か微妙なラインでした。

 

万が一、全摘なら、再建のことも考えなければなりません。

手術と同時に再建するのか、

術後しばらくしてから再建するのか。

 

最近は、形成外科と乳腺外科が連携して、乳癌手術と同時に乳房再建を行える病院も増えています。

しかし、乳房再建にも自家組織再建が得意な病院、

人工物による乳房再建が得意な病院と分かれています。

 

乳癌手術をする病院は、

  1. 人工物による同時再建が得意な病院
  2. 自家組織による同時再建が得意な病院
  3. 乳癌治療を最優先して、落ち着いてから再建をする病院

がある。

乳癌手術費用いくらかかった?私の場合

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皮下乳腺全摘手術なら、乳頭乳輪も残せる

乳房の切除術の仕方も、病院によって違うことを知りました。

私が紹介された病院は、

内視鏡による乳房全摘手術をしていました。

 

10年くらい前、旅行先の温泉で、

胸に斜めの大きな傷が入った女性に出会ったことがあります。

私の乳房全摘の術後のイメージは、その方でした。

 

しかし、主治医の説明によると、今は乳頭乳輪を残し、

胸に大きな斜めの傷などない全摘手術があることを知りました。

 

外側の皮膚は残し、あんぱんのあんこのように、

中だけ抜き取るような手術です。

その手術を、私の病院では内視鏡で行っていました。

 

乳房内視鏡手術のメリットは、傷口が小さいことです。

手術の跡が乳房に傷となって残らないので、

美容的なメリットがあります。

 

根治だけでなく、見た目もきれいにしたい場合、

それを行える病院を選ぶ必要があります。

乳がんになったけど私もおっぱいも元気です

切るだけの医師では、不安は募るばかり。

友人が30代半ばに、乳がんになった時の話です。

国立の大きな病院で手術の診察を受けました。

そこの医師は、「全摘!命が大切なら全摘!」

のひとことだったそうです。

 

彼女の癌は、非浸潤。

医師がそういうのもわかりますが、今のように再建手術が

一般的ではなかったため、全摘したら一生胸を失うと思ったようです。

 

友人は、「絶対この人に手術してもらいたくない」

と言っていました。

 

彼女は、3件ほど病院をめぐり、自家組織による同時再建を

しました。

満足した治療ができ、今も元気に生活しています。

マンガと図解でよくわかる! 乳房再建のすべて (健康ライブラリー)

同じ医師が担当なだけで、安心する。

手術担当の医師とは、手術まで数回しか会いません。

お互いのことなんて何も知りません。

 

「この先生で大丈夫?」

はじめは、そう思っていました。

 

しかし、予備検査の日程や検査結果が、

直接担当医師から電話でかかってくると、

忘れられてないんだなと安心できました。

 

大学病院など教育を目的とした期間だと、

主治医が変わることもあるようです。

最近のニュースでは、ガン研で乳がん患者の取り違えがありました。

 

患者の取り違え事故の起こるような病院は避けたいです。

乳がん [ 中村清吾 ]

乳がん手術の専門機関なら、検査も治療も無駄なく進む

乳癌の検査の方法や設備も、

病院によって違うことを痛切に感じる事件がありました。

 

マンモグラフィーでも、超音波検査でも異常が認められなかった

右乳房にも癌があることがわかりました。

 

偶然発見された癌は、左乳房の精密検査で受けた乳房MRI

見つかりました。

 

画像診断の先生や主治医曰く:

「マンモグラフィーや超音波検査でも発見できない乳がんはあります。日本は欧米にくらべて15年乳がん治療が遅れている。

MRIによる生検検査ができれば、

もっと早期のガンを救えるかもしれないのに。」

 

MRIで見つかった乳がんを確定できる生検装置は、

日本でも数少ないそうです。

 

私の行った病院にはそれがあり、日にちを開けずに検査できました。

もし、その装置がなければ、

その検査ができる機関に出向かねければなりませんでした。

 

その分、手術までの期間が空いてしまうことになったと思います。

 

家から近い病院が、乳がん専門医とは限らない。

家の近所に、乳がん手術をしている大きな総合病院がありました。

乳がんは、外科手術。

 

外科の先生なら、ガンを切除することは可能です。

その病院は、消化器外科で乳がんの手術を行っていました。

もちろん再建は、できません。

 

病院を紹介してくれた乳腺外来の医師には、

その病院はお勧めできないと言われました。

 

乳がん専門医リストは、病院きめる参考になります。

日本乳癌学会 乳腺専門医一覧

 

私が感じたやってはいけない乳がん手術の病院選び

  • 家から近い
  • 説明不足でわからぬまま進む
  • 担当医が変わる
  • 診療が事務的
  • 再建ができない。

人気の病院だからと言って、手術に何ヶ月も待ってられない。

せっかく、早期で癌が見つかったのに、

検査や手術の日にちに時間がかかっては心配です。

 

私が行った病院は、初診の日に医師が、

「すぐ埋まっちゃうから」

と言って手術日を仮に押さえておいてくれました。

 

手術は、初診から1ヶ月後です。

手術まで2、3ヶ月待つようなことを別の病院で言われたので、

スピーディーに手術日が決まって安心しました。

 

主治医や病院の良し悪しは、診察してみないとわからない。

主治医との相性や、病院の合う合わないは、

実際に行ってみないとわかりません。

しかも、第一印象で満足出来る主治医に会えるのも稀です。

 

自分の乳がんについて、とにかく勉強するのが大事

まずは、自分の乳がんがどういったものなのか

勉強することが大事です。

 

温存可能か、全摘しかないのか。

どういった場合に温存できるのか?

 

など、乳がんについて知ることが、

満足いく病院選びにたどり着く

秘訣だと感じました。

 

調べてもわからにことは、主治医にぶつけてみる。

そこで、納得できなければ、セカンドオピニオンを利用したり

転院を考えればいいと思います。

 

乳がんを知ることにより、不安も減り、

治療を納得して決断できました。

乳がんの知識をつけるために参考になった本

乳がん治療の教科書です。

主治医より勧められ購入しました。

乳がんについての疑問を解決するのに役立ちました。

 

これからの乳房再建BOOK

この本は、乳房再建についての本ですが、

全摘するか温存するか迷っていた時に、大変役に立ちました。

温存しても乳房の変形が大きい場合の症例など、

写真で見ることができます。

 

手術までに決めなくてはならない。全摘?温存?どっちにする?

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