シングルマザー43歳。左胸ステージ1 ルミナルA  右胸ステージ0 両側乳がんで両胸全摘になりました。

早期乳癌体験ブログ

乳房再建体験談

インプラント入替と脂肪注入手術の説明を受けた時のこと

更新日:

ティッシュエキスパンダーを入れてから半年。

いよいよ、乳房再建最終段階である、インプラント入れ替え手術が行われます。

先日、手術前に必ず行われる術前検査をしてきました。

術前検査の内容

  1. 胸部レントゲン
  2. 肺活量
  3. 血液検査
  4. 尿検査
  5. 心電図
  6. 乳房の写真撮影をする機械

胸部レントゲンで、胸にシール貼ってますか?と言われた。

胸部レントゲン撮影は、胸にボタンや金具がついた衣服を着ていると、レントゲンに写ります。

撮影の際、そういったものを外すように言われたので、ブラジャーはせず、タンクトップ一枚になりました。

 

前回は、ブラジャーの中に、乳癌用パッドをいれて撮影しましたが、何も指摘はありませんでした。

しかし、

レントゲン技師(40代くらいの男性):不思議そうな顔をしながら

「胸にシールとか貼ってます?」

私、「いえ、貼ってませんけど。」

その瞬間エキスパンダーの金具部分が映ったんだなとピンときました。

私「あっ。胸にエキスパンダー入ってますけど‥」

レントゲン技師:「エキスパンダー???」

 

レントゲン技師の男性は、エキスパンダーというものがなんなのか知らないようでした。

私「乳房再建で使う袋みたいなのが胸に入ってます。」

 

それでもレントゲン技師の男性は不思議そうな顔をしていましたが、とりあえずレントゲン撮影は無事終わりました。

 

乳房再建についての知識は、病院内でもあまり周知されてないようだ。

今回の胸部レントゲン検査の出来事で、同じ病院内でもエキスパンダーのことを全く知らない検査技師がいたことに

少し驚きました。

大病院でしかも、乳房再建も頻繁に行われている病院でこのような状態です。

MRI禁止のナトレルカードを財布に入れていますが、これもそんなに役に立つような物でもないんじゃないかとさえ思えました。

 

もし、別の病気で緊急に病院に運ばれたとして、自分で申告できない状態だったら、MRI検査されてやけどおいそうです。

エキスパンダーというものは、まだ知られていない代物だということを感じました。

 

胸部レントゲン検査の際は、エキスパンダーが入っていることを事前に伝えたほうが良さそうです。

両側乳房再建、脂肪注入併用インプラント入れ替え手術の説明

検査が終了し、乳房再建外来の診察に行きました。

再建外来に着くと、15分ほどで名前が呼ばれ診察室へ。

 

再建先生:「今日は入れるインプラントの大きさを確認しますね。」

といって、私の胸をみながら横幅のサイズを測り、それにあわせたインプラントをナトレルのカタログを見ながら決めました。

カタログには、テクスチャードと書いてありました。

 

先生が見せてくれた見本は、表面がザラザラしているもので、形はしずく型。

弾力があり、固すぎず柔らかすぎずといった感触でした。

再建先生「インプラントは、ジェル状なので、破損しても体内に流れ出すことはありません。」

とのこと。

インプラントは、10年20年とメンテナンスが必要

再建先生「インプラントによる乳房再建は、美容整形のように、手術したら終わりではなく、10年、20年と形成外科で経過を見てもらうことが必要です。」

インプラントも経年劣化してくるそうで、一年に一回のメンテナンス検査が必要だそうです。

 

5年後インプラントの大きさを変えたり、脂肪注入することも可能

再建先生「5年後インプラントの大きさを今より小さくして、脂肪注入の量を多くし、柔らかい胸にしたり、大きさを変えたりすることもできます。」

今はまだ、脂肪注入による乳房再建は保険適用になっていません。

近い将来、脂肪注入による乳房再建も保険適用になる可能性があります。

もしそうなれば、今よりさらに完成度の高い柔らかい乳房を作ることができるかもしれません。

インプラント入れ替え手術と同時に脂肪注入と吸引を行う予定。

再建先生「(私の胸を見ながら)両方の胸で凹みや気になってるところありますか?」

私「左胸のデコルテ付近の凹みが気になってます。」

 

再建先生「左右乳癌の組織の取られた範囲が違うので、同じエキスパンダーを入れても、凹み具合が違ってきます。凹んでいるところで気になる箇所に、脂肪を吸引します。」

いつものように、液晶モニターに映し出された他の患者さんの症例写真を参考に、私の入れ替え後をシミレーションしました。

 

再建先生「脂肪吸引は、お腹からでも足からでもできます。どうしますか?」

前回の診察では、両側の乳房再建の場合、足からの方がいい。と言ってました。

本日は、どちらからでも構わないとのこと。

 

再建先生「吸引後一週間は、タイツやガードルで患部を圧迫する必要があります。立ち仕事の人は、一週間足が圧迫されるので、足よりお腹からの吸引がおすすめです。」

個人的には、お腹のお肉が少しでもなくなると嬉しいです。

お腹から吸引する場合は、おへその脇2箇所から吸引する。

お腹の脂肪を使う場合、おへその両脇に小さな穴をあけて、そこから1本ずつ管を入れ、脂肪を採取するそうです。

脂肪吸引のデメリット

  1. 内出血が起こる。
  2. 腫れる。
  3. 痛みがある。

再建先生「脂肪吸引すると、必ず内出血が起こり、幹部が腫れます。痛みや内出血、腫れを軽減するため、ガードルを履いて圧迫します。」

先生のお話だと、筋肉痛のような痛みと、腫れ、内出血が起こるそうです。

そういったデメリットも含めて、脂肪吸引を行うかどうか決めてくださいとのことでした。

これらのデメリットは、時間が経つにつれなくなるそうです。

 

胸への脂肪注入は、注射器で行う

胸への脂肪注入は、注射器で行うとのこと。

凹んでいる箇所に脂肪注入します。

脂肪は、全部定着するのではなく、一部は流れてしまうそう。

 

しかし、やらないよりはやったほうが胸の形は綺麗になるとのことでした。

脂肪吸引後は、1週間ガードル着用

再建先生「おへその脇を5ミリ切開して、そこから脂肪を吸引します。痛みは、筋肉痛のような痛み。

1週間は、太ももまであるハイウエストのガードルを着用してください。メーカーはなんでも大丈夫です。」

脂肪吸引による内出血を抑えるために、ガードルを着用するそうです。

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術後の痛みは、エキスパンダー挿入手術の時より楽らしい。

再建先生「手術時間は、両側なので2時間くらい。入院期間は3泊4日です。この手術は、日帰りで行うところもあるくらいなので、痛みもさほどありません。痛み止めを3日くらい飲めば痛みも無くなっていきます。」

前回、エキスパンダー挿入手術は10日間入院しました。

今回は、手術前日に入院して、手術当日、手術翌日、手術翌々日には退院できます。

ドレーンが胸に入るようですが、出血量も少ないとのこと。

 

エキスパンダーの入った今の胸は、風船のように張りがあって弾力性はないです。

インプラントで、どんな胸になるのか楽しみです。

 

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